自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2013年9月30日月曜日
私はその速度に感銘を受けました! まて、落ち着け これは孔明の...
( ‥)....
‐/
∧∧
( ‥)何?
この人の著作を見てください。この人が打ち出す活字と文字の数々を見てください。あっという間にこれだけの数の本を出版して、さらにメルマガまで出している。すごい! 私はこの人を見習って、文字を速く打つ練習をしました。どうですか、この速度。私はあの人の著作とその生産速度を見て、参考にして、そして変わったのです!
ごめん、あなたが参考にしたその人、ゴーストライターを使ってるんじゃね?
∧∧
(‥ )参考にした本は...
\‐ ああ、この年に
あの人とやらは
その本も含めて
7冊出してますね
(‥ )一方、〆切に追われた
漫画家がへとへとになって
描き続けている週刊漫画を
単行本にしたものは、
年に4冊出るだけです。
この違いはなんでしょうか?
冷静になって考えてみよう。
漫画は集団作業でぎりぎりまで速度を上げて、年に4冊。
一方、人々にビジネスの指南を示して感銘を与える、とされる本が1人の人間から年間7冊生産されました。
さて? これは何か?
しばしば知的劣化と罵倒されるラノベも年に4冊出る、というのはべらぼうに速いらしい。
一方、社会人が読んで仕事のヒントになるとされるビジネス書が年間7冊....
∧∧
( ‥)まともに考えれば
おかしいだろ? とね
( ‥)活字はねえ、抽象的でね
‐□ コピペ、
ゴーストライターの使用、
これらが容易でね
生産速度を上げるなど、雑作もない。
∧∧
(‥ )でも、この人は自分一人で
\‐ 生産速度を上げたみたいです
けどね
(‥ )うーん、努力は
認めるけども
過労死するんじゃねーか?
まあ、過労死も一興。過労死出来るほどの体力があれば、であるが。
*注:生産速度を上げるなど雑作もない。
生産速度自体を上げることは人を雇えば容易に達成できるけども、当然、ゴーストライターの取り分などが生じる。つまり売れないとみんなで餓死する可能性が出てくるので、十分以上に売れるめどが立たないと取るべきではない。
∧∧
( ‥)だとしたら一人の人は
本当に速く書くしか
無いのだと
(‥ )そういう意味では
打つ速度を上げた、
というのは
正しい判断ではあるの
だろうね
ただ、収入は生産速度、単価、売れ行き、必要経費などで決定されるので、生産速度、それ自体を上げてもどうにもならない場合がある(もちろん、そんなことは計算済みであろう)。
∧∧
( ‥)そしてなにより
( ‥)過労死の危険性も
‐□ さることながら、
体力の低下と共に
生産性が落ちる、
そうすると収入が減る、
収入が減ると
体力が落ちる、
すると生産性が減る、
いわゆる負のスパイラルが
始まるのが問題だ。
そうなると、自らを支えられずに崩壊するのみ。まあでも、それも織り込み済みなのかもしれない。
とはいえ、疲労は免疫の低下など色々な影響を及ぼし、ついには癌などに至る場合もある。ラノベ作家や漫画家で大量の作品をこなしつつ、若くして死んでいった人がいることは暗示的で、念頭に入れるべき。
後、直接関係ないけども、漫画は低俗で、活字はすばらしい、と思い込んでいる人間は容易に騙せるのでカモにしやすい、ということはありうる。詐欺師になるのなら、漫画家になるよりは、活字家になった方がいいだろう。
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