自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2013年9月3日火曜日
ワルゲンチンを描いていた
∧∧
( ‥)なに?
( ‥)うん、2日に描いた
‐□ 月のスケッチを見直して
自分がワルゲンチンを
描いていることに
気がついてね。
∧∧
( ‥)ワルゲンチン・クレーター
見かけ上、月の南の縁に
あるクレーターで、
内部が溶岩であふれそうに
なっているクレーターですね
( ‥)Schickard クレーターの隣に
‐□ あるって書いてあるから
Schickardはこの前、
描いたよな、と思って
見直したら、描いてた。
もっとも、描いた、といってもクレーターの影の部分だけである。だけども、周囲の描き方からすると、明らかにこれはワルゲンチン。
∧∧
(‥ )今度はもっと高倍率で
\‐ 観察したいですね、
日没、朝焼けの状況で
影を詳しく観察すると
クレーター内部が
周囲より高いことが
分かるそうじゃないですか
(‥ )不思議な地形も
あるもんだよな。
隕石衝突でクレーターが出来ると、掘削される、跳ね返りで中央丘が出来る。だからクレーターはまるで火山の火口やカルデラのようにも見える。
あるいは衝突の衝撃で一部の岩石が融解し、たまりができたり、あるいはクレーターの底が平らになる場合もある。
∧∧
( ‥)ひとつの地形が火山起源なのか
隕石による衝突起源なのか
分かりにくくなる場合もある
(‥ )あるいは深部から
上がってきたマグマで
底が満たされる場合もある
海、のようにね。
衝突自体が引き金になって地下深部でマグマを生成するのか(確かに幾つか手はある)、あるいはもとからマグマがそこにあったのか、あるいは衝突からずっと後で関係なく出来たマグマが上がってきたのか、そこんところの議論や根拠は色々あるだろう。
*一応、書いておくと、どっかの掲示板でわめいている俺様理論屋のように、周期的な隕石衝突によって大規模火山噴火が起きてマグマでどっかーんで大量絶滅だぴょん、とか、そんな間抜けな話をここでしているわけではない。当たり前だが、大規模な隕石衝突でマグマが形成されることがあるにしても、それが起こるには、その日、その時、その場所、その事件がその条件を満たしていなければならない。マントルはきっとマグマだ、だから噴火は楽勝だ、減圧すれば即座に溶融だ、そんな雑な議論では困る。
**こういう雑な議論は、コーラを開封すると必ず絶対に吹きこぼれる、というぐらいに雑。
***例えば地球のマントルは岩石で固体であって、ここからマグマという溶融した物体を生み出すには、それなりな過程と条件が必要。それを説明できていない理屈はすべからく机上の空論であり、聞くに値しない、ということ。実際、マントルがマグマなら、地球の火山はこんな異様に偏った分布を示さない。地質学者はこれを説明するために色々な努力を積み重ねてきた。地学は素人が思っているような、簡単な学問ではないのだ。
∧∧
( ‥)ともあれ、しかし、
ワルゲンチンは
変わっていると
( ‥)内部が溶岩に満たされてる
‐□ クレーターというのは
まだ分かるけども、
中身が周辺より
高いってのはね
印象的だよねえ。
∧∧
( ‥)中があふれるよりも前に
中身が外へもれそうな
ものですけどね
(‥ )衝突で出来たクレーターの
縁って、
ぐずぐずに思えるけども、
必ずしもそうじゃないって
ことなのかね?
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