自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2013年7月20日土曜日
老人は己の老いからすぐ逃げる
hilihiliのhilihili: 人の素晴らしさなんぞどうでもよろしいの続き
∧∧
(‥ )でも、中国は、数年前いった
\‐ 時点ではすごく活気が
ありましたよね
(‥ )都会だと人、人、人、
あっちは車の
クラクションを
鳴らすのが普通らしくて
赤信号でも、人や車が
いないと人も車も
平気で渡るし、
みんな道路の横断を
普通にやるしね。
日本だってそれはそうなんだけども、あっちの方はそれをやる人が多くて、クラクションを鳴らすから、町がものっすごい賑やか。
日本に帰ってきたら、あまりの静かさに驚いたくらい。
∧∧
( ‥)あと、日本は少子高齢化
社会だから人間の姿が
老いている。
(‥ )あっちの人は田舎の
肉体労働から出てきた
ばっかりだから、
人の体型がぴちぴち
なんだよね。
さらに若いのだ。
そして、
人間のピークは39歳
後の人生は下り坂。
日本の平均年齢は40を
超えているから
そこが深刻なんだよな。
つまり、日本は国全体が下り坂だということになるし、中国どころか、このままではアメリカに追いつくことすらできないことは明白。そしてそれは若者のせいではない。老人のせいなのだ。
*中国の一人っ子政策による今後の影響などはここでは考慮しない。
∧∧
(‥ )平均年齢なんか意味はない
\‐ そう、言う人もいますけど
(‥ )ピークをすぎた
下り坂人間の割合が
増えている時点で、
集団の有様に
影響がないわけない
そうだろう?
じじいの会議で
何ができるって
言うんだい?
老人、この場合は40歳以上のことだけども、老人の最悪の欠点はぼけていることではないだろう。むしろ自分の老いを自覚していないことだ。存在や思考や動作、ありとあらゆる部分が逃げに走っているのに、それが逃げだと思わない。おまけに、もっともらしい理論武装と言葉をつむぐ無駄な知性だけは残しているから、たちが悪い。
漫画を規制しようとか、そういうなにかルールを押し付けて現状を維持しよう、社会を理想化しようってのも、そういう下り坂の社会だから、老いてもう走れなくなった人間が多くなったから、それを反映した結果なのかもしれない。
∧∧
(‥ )でも、たぶん、
\‐ 今度の選挙では自民党の
圧勝なんですよね
(‥ )安倍首相や、
自民じゃないけど
徴兵制を言ってる
石原都知事(元)を見れば
分かるけども、
票を伸ばしそうな人々は
あるいは立ち位置を確保
しそうな人たちは
実はもう時代錯誤なんだよね
だから、たぶん、ブラック企業の社長とかに出馬を要請してしまうんだろう。
∧∧
(‥ )でもあの社長さんは
\‐ むしろ成功者でしょ?
(‥ )その成功は、
人件費を下げて
がむしゃらにだろう?
効率はいいけど、
それだけだ。
そんなローテク、
時代の寵児でもなんでも
ないさね。
それだけで、この先も
やっていけると思うかい?
新しいアイデアも何も無い
ただの時代錯誤だべ。
当選したところで何が出来るわけでもあるまいし。
∧∧
( ‥)でも、自民党は圧勝するし
都知事さんの維新の会も
それなりだろう、と
(‥ )反対勢力がそれ以上に
時代錯誤というか、
時代錯誤以前に
非武装中立論とか
トンチンカンで、
ゆえに自民党が
相対的に株を圧倒的に
上げた、そういうこと
だと思うけどね。
∧∧
(‥ )日本どころかアメリカにも
\‐ 追いついた、
そうと思っている中国
それを信じる無邪気な人々
(‥ )自分が老いているのも
分からぬままに
徴兵制や
労働の幸せや尊さ、
すばらしい心の教育
美しい国と言う。
そういう老いた人々。
科学や技術や国力は何世代もかけるものだ。延々と持続して伝えなければならない。そうである以上、それは必然的に老人のものではない。
∧∧
( ‥)大号令と人件費の安さで
成り上がった現代中国
(‥ )負けじと安い労働力と
美しい国という大号令で
対抗しようとする
日本の老人たち。
そう考えると、すごく
馬鹿っぽいだろう?
片方は基礎がない成り上がりだし、片方はせっかくの基礎を無視して相手と同じ武器を使おうとしている。
つまるところ、どっちも未来があるとは思えない。
∧∧
( ‥)そして日本にとって
深刻なのは、中国よりは
日本の老人であろうと
(‥ )中国は自分のことで
手一杯になっちゃうからな
それも、そんな先の話じゃ
ないわけよ。
そしてマラソンで
重要なのは、相手も
さることながら、
自分の体力だろ?
いくら相手をライバル視していても、体力がなければ負けるのだ。相手が勝手に素っ転んでも、体力が無ければ引き離すこともできない。中国よりもはるかに深刻なのは日本の老人たちだ。
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