夜の公園は蒸し暑く、カがうようよ飛んでいて、空を眺めても流星は流れなかった。少し残念。帰宅して一件仕事を終わらせる。
さてもさても。
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( ‥)教科書を読むべきであると。
( ‥)学校で学習する時には教科書を
-□ 読んだり、参考書を買っていた。
だのに大人になると教科書を
買おうとしない。
考えてみればいつでもそうであった。娯楽になる本を買って読むが、教科書なんて自分からは買わないものだ(科学ってのは結局は強制されたもので、されるべきものだ、ということでもある)。
∧∧
( ‥)でっ、大人になって一般啓蒙書を
読んでその気になって痛い大人に
なっていくのだと。
( ‥)今西進化論、断続平衡説。勝手に解釈した
中立説、名前だけ覚えたホメオボックス
基礎がずたずたで、地盤沈下どころか
砂上の楼閣、建物倒壊。
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( ‥)こうして研究者と分かった気になった
読書人のギャップは埋まらぬままに
年月だけが過ぎていくと。
(‥ )人生とは逃げなのだ。
これで良い。今までだってそうしてきたではないか。成功の鍵はここにある。そう思う事にして、実は逃げている。
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( ‥)それがあなたたちお猿さんの一生。
( ‥)楽な方がいいに決まっているからなあ
-□ カロリーの壁を越えること、容易ではない。
∧∧
( ‥)あなた方は無駄に脳みそが
大きいですからね。
(‥ )ただでさえカロリー消費が激しいのよ
性欲、食欲、健康、地位と金、
これ以外にエネルギーを割り当てたくないのは
当然だと思わないかね?
科学という観点においては果てしなく後ろ向き。僕らの日常。それは必然的な手抜きであった。