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2022年2月15日火曜日

なるほど米国のインフレと孤立化は完全に失政でしたか

 
 ロシア軍およそ10万がウクライナとの国境に配置されて、緊張が高まったまま刻々と日々が過ぎていく。
 
 ∧∧
(‥ )米国は危機だ! 退避だ!
\−  というけども
    ポーランドに3000人を
    追加増派しただけよね
  
  (‥ )ポーランド駐留米軍は
      9000になった
      そうだけども
      戦争する気がないのは
      明白だよねー
 
 
 ∧∧
(‥ )危機だ! 退避だ! は
\−  口先だけか
 
  (‥ )口だけ妙に攻撃的...
      というか
      むしろ煽り的だよな
 
 
 ∧∧
(‥ )なんだろうね? これ?
\−
 
  (‥ )アフガンからの撤退で
      醜態をさらして
      さらにコロナの混乱の
      物価高で
      現在大顰蹙だからなー
      強い大統領を
      アピールしたいって
      ところかな
      今年の11月には
      米国中間選挙もあるし
 
 まあ、それが一般的な世間の解釈であった。
 
 
 ∧∧
(‥ )でもよ
\−  強いアピールはいいけど
    3000の追加増派とか
    そちらの方がむしろ
    顰蹙じゃね?
    一体なにしたいのよ?
    
 
  (‥ )まあそんな小技を
      使うよりは
      石油の増産の方が
      いいだろうな
 
 増産で石油価格が下がれば、石油・天然ガスの収入に多くを頼るロシアにとっては打撃が大きい。
 
 *JOGMECによるとロシアの石油・天然ガス収入は、歳入全体の37パーセントにもなる。
 
 
 ∧∧
( ‥)でもよ
    バイデン政権は
    ぜーんぜん
    石油増産してないべ
    なにしてるん?
 
  ( ‥)米国の石油業界と
    −/ うまくいってない
       みたいだわ
 
 というか、再生可能エネルギーだの、グリーンニューディールだのといった戯言をかかげるのが米国民主党で、バイデン政権であり、これゆえに石油業界を仲間外れにした。これがそもそも致命打であるらしい。
 
 ∧∧
(‥ )石油業界を爪弾きにしたから
\−  協力を得られなくなった
    わけか
    愚かな...
 
  (‥ )どうりでなあ
      日本を含めて各国に
      備蓄石油の放出を求める
      わけだよ

 石油価格値下げのために備蓄放出? 
 
 ∧∧
(‥ )米国は頭狂ったんかい?
\−  と思ったけども
    
 
  (‥ )詰み手に陥った
      苦肉の策だったのだな
 
 
 増産できないので備蓄を切り崩そう! 妙案にはとても思えない手であるし、事実、八方塞がりで出した苦し紛れの策であったとすると理解しやすい。
 
 だいたい、備蓄石油を放出したところで石油の値上がりは収まるまい。だって、貯金を切り崩したところで焼け石に水....というか貯金を取り崩したからにはむしろ総量が減っているのだから、供給過剰による値崩れなど期待できるわけがない。効果があったとしても限定的であろうし、実際、石油価格は値上がりを続けるのみであった。
 
 ∧∧
(‥ )21年の初頭に
\−  1バレル60ドルだった
    石油価格が
    いまや90ドルに
    なっておるがな
 
  (‥ )備蓄放出なんて
      ほとんど効果ねー
 
 
 60ドルが90ドルになる。実に1・5倍の値上がりで、これは石油・天然ガスに多くを頼るロシアにとってまさに追い風。
 
 ∧∧
(‥ )そして化石燃料が
\−  一番必須なこの冬の時期に
    軍隊を動かして
    ロシアの天然ガスに
    依存するドイツなどを
    切り崩しにかかる
    なるほどプーチンさん
    やりおるね
 
  (‥ )反対に
     バイデンのおっさんは
     グリーンニューディールとか
     ほざいたばかりに
     石油増産に踏み切れずに
     口先で危機を煽って
     強面アピールで
     実際には3000人増派で
     お茶濁しってわけでな
     いやはや米国負けたなあ
 
 米国の石油業界も増産には数ヶ月かかりますね、というつれない返事だそうだ。これはバイデン政権への意図的な嫌がらせだけではないだろう。実際、増産には人がいるわけで、今日、明日に行えるというものではない。もしそんなに簡単に人が集まるのなら、現在の流通の混乱と米国のインフレ、物価高はそもそも起きていないだろう。
 
 *コロナのシャットダウンで積荷が減れば、港湾労働者は仕事を失い、転職せざるをえない。そこに経済促進のお金ばらまきによる急な消費で大量の発注に応じた物品が押し寄せれば、人はそろわず、品はおろせず、物品は滞留し、荷下ろし労働者急募で賃金は上がり、物価は顕著に上昇する。
 
 これにさらに石油価格の上昇が追い討ちをかけて、今や米国のあちこちでは競技場に集まった人やライブ会場で、自然とファック! ジョー・バイデン!のシュプレヒコールが上がる有様。
 
 ∧∧
(‥ )なんだ
\−  コロナのせいかと
    思っていたが
    これは
    完全にバイデンさんの
    失政なのだな
 
  (‥ )今年の中間選挙は
      これは負けたなあ
      まず間違いなく
      民主党の惨敗だよね
 
 1バレル90ドルなんてとんでもない値上がりなのだ。ロシアは今年11月の中間選挙まで軍隊を国境に張り付けられるであろうし、米国石油業界はバイデン敗北の方が望ましいわけで増産には応じず、ドイツやフランスが切り崩されることも必至。すでに現時点で米国とバイデン政権の孤立化はほぼ確定であるし、インフレも緩和はあるにしても今年中には収まらないのではあるまいか。
 
 
 ∧∧
(‥ )こりゃあ2年後
\−  まじで
    トランプ大統領再選
    ありうるかな
 
  (‥ )まあ
      トランプのおっさんの
      方が良いだろうね
 
 
 
 
  
    

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