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2021年5月19日水曜日

安心毛布なのか1万折り込みなのか

  
 バイデン大統領の5月14日のツイート
 
 The rule is now simple:get vaccinated or wear a mask until you do. The choice is yours.
 
 
 ∧∧
(‥ )ルールはいまや単純です
\−  ワクチンを打つか
    打つまでマスクするか
    選択はあなた
 
  (‥ )ワクチンは
      免疫獲得であって
      保菌者にならない
      ではない
 
 彼らは独立記念日までに国民の7割に接種をほどこす予定だそうだ。7割。つまり新型コロナの増加速度を抑えるだけの免疫獲得率。
 
 さて? するとこの冬はどうなるか?
 
 ∧∧
(‥ )ワクチンしたから
\−  マスクしないで
    普通に生活しよーとか
    やってるだろうから
    あっさり流行って
    大量の罹患者が
    出るのでしょうなあ
 
  (‥ )免疫は獲得してるから
      重症化は抑えられる
      はずだけどね
      
 
 とはいえ、例えばの話、ワクチン接種で死亡率が100分の1にまで下がったとしても、感染者の数が100倍に増えたら同じことになる。
 
 ∧∧
(‥ )免疫獲得で死亡率が
\−  インフルエンザ並みに
    下がったとしても
    インフルエンザ並みに
    感染者が増えれば
    やっぱり
    大量に死ぬよね
 
  (‥ )米国における
      インフルエンザの死亡率は
      ぱっと見た限り
      だいたい2000分の1
      ぐらいなんだよね
 
 ちなみに、2021年の5月11日までの米国における新型肺炎の感染者は3234万人であり、死者は58万人であった。
 
 ∧∧
( ‥)インフルエンザ並みに
    死亡率が下がっても
    1万6000人が死ぬ計算か
 
  ( ‥)比較は難しいけどな
    −/ インフルエンザの
       1シーズンの感染者数
       2000万人に対して
       新型肺炎の感染者数は
       ちょっと量が多い
       抑制されてる状態で
       これならば
       ワクチンで安心して
       皆が動き出したら
       猛烈に増えて
       死者もずっと多くなる
       かもしれんしな
 
 もちろん、それなりの死者に米国は耐えられるし、無関心ではあろう。2017〜2018年のインフルエンザ シーズンに死者6万を出したが特に問題がなかった国だ。1万6000を大幅に上回る死者が出ても特に問題視はされないだろう。
 
 ∧∧
(‥ )とはいえ
\−  限界はあるだろうよ
    例えば死者が6万を超えたら
    さすがに批判が出てくるべ
 
  (‥ )まあ見てればわかるさ


    
   
 *コロナの増加速度、感染して治るまでに患者一人当たりが新規に感染させる数はほぼ3人であった。つまり感染者が出会う人間の3分の2がワクチン接種者であった場合、新規に感染させられうる3人のうち、2名には感染させられないことになる。だから国民の3分の2が接種を受けた時、1名の患者は1名にしか感染させられない。この時、増加は頭打ちとなり、横這いになる。さて、3分の2は66パーセントであるから、国民の7割が接種を受ければ新型コロナは横ばいもできなくなって数を減らして消える....
 
 ∧∧
( ‥)というのは理想論で
    実際のところコロナは
    進化速度人類の百万倍
    次々に変異を生み出して
    免疫をすり抜けてくるから
    必ず流行ることになる
    既存のコロナの罹患率が
    7%であるから
    新型コロナも同じと
    みなした場合
    米国民2100万人が
    感染する計算
 
  (‥ )免疫の獲得で
      重症化が抑えられて
      死亡率が仮に
      インフルエンザ並みに
      なれば
      死亡率0.2%として
      死者は1万程度で
      済むはずだけど
      さてどうなるか?
      という話であるな
      6万までは許容範囲だが
 
 
 **というわけで、バイデン大統領の冒頭のツイートは彼がアホなのか、それとも安心毛布な発言で6万以下の死者なら容認の範囲とみなしているのか? どちらであるのかはわかりかねた。
 
 
 
 

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