3月18日に見つかったカシオペア座の新星は、意外なことに20日が過ぎた4月11日にも見えていた。
その後、4月20日にも見たが、光度はほぼ変わらず。8等星ぐらいのままであった。
∧∧
( ‥)あれからさらに
20日が過ぎたぞ
( - -)面倒くさいけど
見てみるか
多分、まだ見えるよね
記録にはいいよね
なんかこう、妙に疲れていて、星を見るのも大儀なのである。
そして見てみると。
∧∧
(‥ )なにこれ?
\\− 明るくなってね?
(‥ )えっ? そんな馬鹿な
最初、ああ、暗くなったんだな...と思って星図とスケッチを見比べたら、暗くなった新星と最初に思った星は、視野内で一番明るい星であった。
∧∧
(‥ )新星が顕著に増光したので
\\− 視野内で一番明るい星が
暗くなった新星に
見えてしまったのだな
(‥ )いやしかし
なんだこの増光?
新星は視野内の一番明るい星より1等級は明るくなっており、すぐ近くにあるカシオペア座4番星(5等)より1等級弱暗かった。多分、6等をやや上回る明るさ(ぎり5等級)で、理屈の上では肉眼で見える明るさになっている。
∧∧
(‥ )ネットでも
\− 肉眼新星になったと
話題になってるね
もっとも6等では
理屈の上では見えるという
だけのことで
実際には
見えるようなものでは
ないですけど
(‥ )とはいえ
驚きだよな
明るさは
ほぼ横這いで1ヶ月半
そこからさらに
2等級以上の顕著な
増光とはなあ
どうも増光はここ数日に起こったもので、自分はたまたまのぞいたらその真っ最中であったということらしい。
∧∧
( ‥)仕組みはなんだろね?
(‥ )昔、放出したガスに
光が届いて
反射してるとか?
でもその場合、ガスの分布に非常に顕著な偏りがないと、こんな急で顕著な増光は説明できないように思われたし、そんな仕組みが実在するのかも分からなかった。