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2015年6月10日水曜日

読書家とは逃げの人生と成れの果て

 
 本を読むのが好き、そう言う割りには、なぜ教科書を読まない?
 
 ∧∧
(‥ )教科書が面倒くさいから
\‐  だろうね
 
  
  (‥ )読書家って連中の
      正体はこれだ

 
 教科書を読むと、どうしてもテストがある。
 
 教科書を読んだ以上、お前はこれをどのぐらい正確に把握できたのか? それを確認するためのテストが存在する。
 
 そうして突きつけられるのは、自分が読んで理解したと思った内容のほとんどが、実は間違っているという現実である。
 
 というかそうであった。我々全員が学生時代にそれを経験済みだ。
 
 ∧∧
(‥ )読書家はそれを
\‐  思い出したくないと?
 
  (‥ )逃げたんだよ
      あいつらは
 
 逃げたのだ。現実から。
 
 中には、理系は良いよね、答えがひとつしかない、でも文系は答えが沢山あるんだよ、そう言って逃げる連中もいる。
 
 ∧∧
( ‥)実際には文系理系の
    問題ではなく
    手持ちの証拠が
    ひとつの答えに
    収束する状態か
    そうでないか?
    それだけの話だけどね
 
  ( ‥)この手のことを言う
    ‐/ 連中はな
       文系を隠れ蓑に
       テストから逃げて
       俺様だけの恣意的な
       解釈世界で
       永久に気持ちいいことを
       したいだけなのだ

 
 
 というか、テストが怖くて逃げたのだろ? 
 
 学生時代に誰もが経験した挫折からお前たちは逃げたのだ。
 
 ∧∧
(‥ )それが読書家の正体である
\‐
 
  (‥ )あげくに読書は
      頭に良いとか
      たばかって
      自分を正当化しておる
      頭がトンデモなんですよ
 
 本を読むとは、かように無様なことである。
 
 そんなんだから本を読んで、俺は本を読んだと勘違いするし、本を読んで、俺は物事を理解したと思い込むのだ。
 
 本を読んでも読んだことにならず、本を理解しても理解したことにならぬ、それを突きつけられたのが学生時代であったろう?
 
 この明白な事実から逃げて逃げて、逃げた先の成れの果て、それが読書家というものだ。
 
 読書家とは人と人生の残骸である。
 
 
 ∧∧
( ‥)まあなんと言いますか
 
  (‥ )自分は逃げたのだ
      これをちゃんと
      自覚しないのは
      ろくなもんじゃねえな
 
 
 

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