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2015年6月16日火曜日

賢さとは愚かの影である

 
 教えて分かる奴は自力で分かるから教える必要は無い
 
 教えても分からない奴には教えても無駄だから教える必要はない
 
 ∧∧
( ‥)つまり?
 
   (‥ )他人に何かを
       教える必要はありません
       知りたいなら自分で
       なんとかしてください
 
 ∧∧
(‥ )でも今の工業社会では
\‐  そんなわけには
    いかないんだよね
  
   (‥ )だから最低限度のことを
       強制的に教えるために
       学校が存在するだろ?
 
 国家同士の戦闘で有利になるように、全国民を戦列に整列させる。そうでなければ教育なぞ必要ない。小賢しい知識を得た人間は奴隷に不向きである。奴隷に教育などするものか。
 
 ∧∧
( ‥)奴隷であることすら
    許さずに
    戦列に全員整列させる
    これぞ人類が生み出した
    最強の殺戮兵器
    恐怖の民主主義社会
 
  ( ‥)戦争がプロ化して
    ‐/ 民主主義が衰亡していく
       これからの世界では
       必要性が
       薄れるだろうけどな
 
 だが、それでもなお、教育は必要であろう。今の戦争は機械技術がものを言う。機械技術を支える。それだけのために全国民に強制的に教育をほどこし、全員を戦列に整列させ、有望な技術者を抽出しなければならぬ。
 
 *今の社会は低賃金労働で成り上がった老人たちがまだ現役なので、教育など必要なかったとかうそぶいているが、これからはそうは言っていられないだろう。彼らの成功体験を真に受けてはいけない。所詮は時代遅れの錆び付いた産物たちだ。
 
 ∧∧
(‥ )でも義務教育を終えれば
\‐  人間はものを知る必要が無い
 
  (‥ )だからそのために
      本がある
 
 だがしかし、本は義務教育ではない。そもそも人間は強制されないと正しい答えを学ぼうとしないのだ。人間が自主的に手にして読む本など、それがいかに知的に見えようとも、所詮は嘘満載でご都合主義の馬鹿である。読書家やインテリが脳みそくるくるパーなのはこれが原因だ。自分で本を読むから駄目なのだ。自分で本を選ぶと、自分の限界を原理上、突破できない。馬鹿を無限累積させても、それは馬鹿である。
 
 あるいはこう意地悪にいうこともできよう、賢さをいくら累積させても所詮は賢いだけだ。賢さでは己の賢さとやらの限界は突破できん。賢さとか知的とか、それは愚かさの影でしかないと知れ。
 
 ∧∧
( ‥)でもそれだと冒頭の
    約束は果たされないよね
    調べる人にわざわざ正解を
    教える必要はないけど
    調べる人がいるからには
    正解やあるいは現状の妥当解
    あるいはせめてヒントが必要だ
 
  ( ‥)本来、本はそのために
    ‐/ あるのだけどね
 
 ただ、当然のことながらこのままでは売れない本になってしまうので、正解を書きました、だからこれで良いでしょ? と満足することはできない。もう一工夫必要である。もっともこれは書き手の都合で、読者には関係のないことだ。
 
 
 
 

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