自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2014年7月31日木曜日
原点回帰は笑えません
イスラム原理主義の暴虐を見ると、人は、野蛮人めww とあざけり笑う。
∧∧
( ‥)でも他人のことなんか
悪く言えませんよ、と
( ‥)僕らだって
‐□ 極端な二者択一しか
しないからね
右翼と左翼、民族主義と多民族主義、保守とリベラル、ネトウヨとマルクス主義
∧∧
(‥ )リベラルな人は
\‐ 馬鹿な若者は教養がないから
民族主義や国家主義に走る
と揶揄するよね
(‥ )つまり言い換えれば
私たちはそれに代わる
計画を立案できた
という主張なわけだ
これがたわ言でしかないことは、もはや多くの人が知る通りである。マルクス主義は最初から破綻し、リベラルはそっぽを向かれ、多民族主義は相互対立の激化へと移行中だ。
∧∧
( ‥)人間さんが考えるのは
昔への回帰か
うまくいかない
机上の理想論か
いつもいつも
そのどっちかだと
( ‥)なぜだろうねえ?
‐□
でも、分かりやすいと言えば分かりやすい。原点に立ち返るのは人がよく行う行動だ。失敗した時、苦境に立たされた時、人は家族へと回帰する。これの規模が大きくなれば民族であり、国家だろう。というか、そもそもそうするために発明されたのが民族とか主権国家とか言う概念なのだ。それゆえ、人がそこへ回帰しようとするのは当然。宗教だってそうだろう。必要だからそこにある。そこへ帰る、それだけの話。
∧∧
(‥ )机上の空論に
\‐ 飛びつく人がいるのは
なぜでしょうね?
(‥ )現場にいない
頭でっかちだからだろ?
だいたい、現場から上がる意見が大勢に受ける意見になるとは思えない。現場の実情は現場にいない人間には分からない。分からない以上、受ける意見にはなりえない。そこにあるのは、分かる人にしか分からない無味乾燥な対策だ。こんなことに興味を示す人間は多くない。
つまるところリベラルとか言うおしゃれさんたちは、もっと見た目の良い、着付けた時にぱっとする理想論の方がお好みだ。そういうことでもある。だが、悲しいかな、こんなものはファッションでしかない。実際、彼らは現場にはいない。観客席から野次を飛ばすだけである。
確かに観客席から舞台に上がった連中もいたことはいたが。
∧∧
( ‥)大失敗でしたよ、と
( ‥)ファッションは解決策では
‐□ ないからな
立派に着飾って出てきても
それ自体が挫折の
第一歩なのだ。
舞台から逃げ出したインテリたちは、観客席で、ネトウヨ、ネトウヨ、と他の観客を罵倒することにしたらしい。うん、その方がいいよ。舞台に立っても何も出来なかった。それなら、この世界は間違っている、俺を認めない世界が悪いのだ、こいつら馬鹿ばかりだ、そう呪いながら他人を罵っている方が幸せだろう。その手の人間はどこにもでいるものだ。
∧∧
( ‥)人は両極端へ
振れるもの
無駄に原点回帰か
役立たずの口先だけか
(‥ )それを踏まえるとだな
いかれてもいても
勘違いさんだとしてもだ
イスラムへの原点回帰を
もくろんだ人々を
僕らが笑えるのかって
ことだな
同じ人間のやることだ。基本が違うはずがない。それを考慮するとあざけり笑うようなことではあるまい。
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