自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2014年7月26日土曜日
自分好みの百合に救われる
そういえば、SS、つまりサイドストーリーを自分向けにずっと書いている人がいた。
∧∧
(‥ )二次創作だよね
\‐ いわゆる同人だ
(‥ )でも話からすると
一人で書いて
一人で読んで
一人で楽しんでいる
わけなのよ
好きなアニメか漫画を元に書いているらしい。内容は、どうもいわゆる、百合、ではないかと思われた。
∧∧
( ‥)物語りを見て
想像をふくらませる
誰もが考えること
だけどね
( ‥)表現できる者は
‐□ それをつむぐのだ
そういえばある人は子供の頃、サイボーグ009の主人公島村ジョーと003フランソワーズが結婚する漫画を描き、それを見ようとした母親とマジ喧嘩になったと聞いた。
(‥ )それってオナニーを
親に見られるような
ものだからな
たかが子供の漫画と
親が踏み込んで良い
ものではないよね
∧∧
(‥ )またそういう下品な
\‐ ことを言う
でもマスターベーションを
親に見られた子供が
思わず母親を殺しちゃった
そういう事件が
外国であったよね
自分の想いをかなえたSS、それもまた秘かな楽しみであり、そして真剣な営みであるはずだ。秘め事ではあるが。
∧∧
( ‥)それを死後
大暴露されちゃった人が
いたよね
( ‥)二次創作じゃないけど
‐□ ヘンリー・ダーガーな
孤独な男が、死ぬまでの間に延々と描き続けた挿絵付きの物語り、「非現実の王国で」
死後に発見され、”アート”として扱われ。あろうことか展示されるはめになったものだ。
=>https://www.google.co.jp/search?q=in+the+realms+of+the+unreal&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=sAfTU--mK9GVuASn8oLgBQ&sqi=2&ved=0CAYQ_AUoAQ&biw=…
それは少女たちが悪い大人を倒す、戦いと冒険の物語り。死体、暴力、戦争、裸体。なぜか裸の少女たちにはペニスが描かれることもある。
∧∧
(‥ )ダーガーさんは
\‐ 女の子の裸を
知らなかったんじゃないか?
そういう説もあるみたいだね
(‥ )普通にフタナリだろ?
マイナーだけども
歴史的には古くから
あることはある
趣向や表現だよね
ともあれそれにしても、いくら死後でも自分が秘かに書き溜め、秘めた欲望と思いの丈を書き綴ったSSが大暴露されてしまうとは、人間はうかつに死ねないものらしい。以前、日本にダーガーの原画が来た時、美術館で見た事があったけども、妙にいたたまれない気持ちになったことを思い出す。
そしてまた、漫画家なら誰であれ、世間に公表できないとんでもなくエロい原稿が机の奥にある、あの話は真実だということなんだろう。
ある人は言う。楽しい想像をすると人はそれだけでも救われると。
∧∧
( ‥)秘かに自分好みの百合を
描いている人は
きっと幸せ
救われる
( ‥)物語は本人の趣向が
‐□ 出るからな
それは幸せなんだろうな
そういう安寧もこの世界にはあるのだ。少しだけでも良い。才能があるのなら、そこに救いを見いだすのも良いだろう。
∧∧
(‥ )あなたはどんな話を
\‐ 考えるのですかね?
(‥ )以前、考えてくれと
言われて
思いついたのは...
死体が助けを求めているが、誰も気がついてくれない。あるいは気がついてくれた人も無かったことにしてしまう。そうして死体がずっと愚痴をこぼしている話
あるいは
どうも自分はすでに死んでいるらしい。そのことに気がついた主人公が、自分が確かに死んでいることを突き止め、そして最後、自分が死んだ場所に帰ろうとする話。
∧∧
( ‥)駄目だな
( ‥)救われる話を
‐□ 書かないと
駄目なのだろうな
あるいは
キャラクターたちが
幸せになることを
想像しないと
いけないのだ
自分好みの百合が幸せになることを望み、救われる。その選択をした彼の人は正しい。
ブログ アーカイブ
-
▼
2014
(726)
-
▼
7月
(60)
- 蟻と卵黄
- あなたの欲しいエロはそこにありましたか?
- 原点回帰は笑えません
- 能力があると自負する人は自爆します
- 守護聖人
- 放置しても効果的に見えるのなら連呼ですませるだろう
- 個人の話ではなく組織の話として
- 事故はサイコロの目を覆せない
- 答えは理系なら単純、文系なら複雑 というありがちな...
- 私は確かに捕まえた(多分)
- 夕立の後の空
- 僕らが苦難の中で掴むもの、それが宗教
- 真の民主主義が精神論
- 自分好みの百合に救われる
- 途方に暮れるのはいつもの話
- 働くお母さん
- 2014.07.24 16:00 36度 58パーセント
- カバの話 ゾウの話 問題提起の話
- 創作物の限界こそが我々の脳神経と認識の限界
- 地球収縮・地球膨張
- 有権者お勉強計画
- 僕らは歴史を把握する必要があり、古本は役に立つ
- 教科書が当時すでに時代遅れで駄目になりかけていた事例
- 俺、馬鹿だから分からない、うはっ! なんたる傲慢発言
- パラダイムシフトは教科書を読まない口実にされる
- なぜか疲れている
- 確かに教科書はまずい味がする
- そこにあるのは多分、永遠の”べき”
- 助け合いは報復と暴力がなければ成立しえない
- 騒がしき昨日
- 抜けるような虚空の下で矛盾と整合性を
- 精神論は良いぞ、具体的なことを考えずにすむ
- 読書家の脳神経がただの”ふるい”になっている可能性
- 検証抜きの読書は独りよがりの累積
- 本を読んで分かって理解して、それが一体何だというのだ?
- 確かにスポーツは良い ちゃんと基準がある
- 夏の世界を歩く夢
- イカは貝類である
- 我ら、19世紀からのカビ臭い亡命者
- 使っていない神経をいきなり使っている感じ
- マスコミの不寛容さ
- 文明の勝利
- 弱体化とは迂遠なごまかし:ラミア戦争とフィロポイメーン
- 雪かきの時も精神論で批判していたよな
- 造影剤と熱と血液の軌道
- 作詞作曲 武田信玄
- 深い深い理解
- 努力だ頑張りだ、それはごまかしと言うのだ
- お前の人生のイデアはどこにある?
- 私たち自身の現状の理解がまったくトンチンカンである可能性
- 私たちにも言い分があるということは、分かってほしい
- 何が分からないのか分からない
- なるほど、これは効果絶大
- 極端な例は高低差を誇張された地図のように
- 響く足音
- 人間はプログラムから自由になれぬ
- 長期計画
- 核自爆もパフォーマンスで自己主張
- 重大な要素だけから単純な見通しを
- 終わりゆく民主制
-
▼
7月
(60)