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2014年4月18日金曜日

ツバキがアステリドだった

 
 ツバキのスケッチに色をのせていく。しかし疲れた。ちょっと気晴らしにツバキの系統に関して本をめくると...
 
 ∧∧
(‥ )アステリドの系統だ
\‐  そうだね
 
  (‥ )は? まじで?
 
 我が家のアステリドのコンテンツ=>Untitled Document
 
 いやいや、いやいやいやいや
 
 ∧∧
( ‥)確かに合弁だからね
 
  ( ‥)確かにそうだけどさ
    ‐□
 
 あの不規則な萼や5枚にとどまらない花弁と筒状に融合した無数の雄しべがアステリド? まじですか?
 
 *合弁:花びらが融合した花のこと。例えばツツジなんかがそうだし、どうもツツジとツバキは近いらしい。ツツジは一見すると花弁が離れているように見えるが、根元はつながっている。ツバキもそうだ。花が落ちると、そのまま一塊でぼてっと落ちる(これ自体が系統的には議論のある話にもなるがここでは省略する)。
 
 ∧∧
(‥ )確かにツツジの合弁と
\‐  似てはいるよね
    根元が融合してるし
    感じも同じ
    それに、ツツジは
    雄しべが10本の
    ものもいるよね
 
  (‥ )確かに、ツバキの筒状の
      雄しべを切り開いたら
      内側の列の雄しべが
      10本で5の倍数だった
      けどもさ
 
 いや、しかし、数が一定かどうかまでは調べていなかった。あの雄しべや萼や花弁の数にルーズな感じ、どっちかというと原始的な造りではないかと思っていたのだけども。
 
 ∧∧
( ‥)アステリドじゃないけど
    姉妹群的な位置にいる
    野バラの雄しべも
    一杯あるよ
 
  ( ‥)バラもツバキも
    ‐□ 八重咲きがあるしな
      同じアステリドだと
      ツツジの雄しべは
      数が多い場合もある
 
 これは、つまり、このあたりの花々は花弁も雄しべの数もまだ不定だったということか。
 
 あるいはそもそも花弁も雄しべも、本来がそんなものだということか。
 
 ∧∧
( ‥)アステリドは合弁以外
    特に目に見えるような
    特徴がないのでしょ?
    近隣のバラ系統群とも
    ほとんど違いがない
    それなら彼ら本来の姿は
    ほぼ同じだってことに
    なりますよね
 
  ( ‥)そしてツツジとツバキが
    ‐□ 近いっていうのか...
      確かに、花弁の融合や
      妙に固い葉っぱは
      似てはいるけどさ
 
 いささか戸惑いを覚えるけども、しかし、言われれば思い当たるふしがある。
 
 ∧∧
(‥ )ともかく色々な花を
\‐   見る事だよね
 
  (‥ )はー、先が長いな
 
 
 
 
 
 

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