自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2014年3月2日日曜日
女神はいらない 無貌の神が必要だ
ファシズムが理想化された民主主義だとすると
( ‥)安倍首相が一部から
ファシストと
目の敵にされるのは
彼が理想主義者だから
だろうな
∧∧
( ‥)美しい国とかね
とはいえ
批判している側も、これが正しい自由だ! と主張するのだから、あれはお互い様なんだろう。
∧∧
(‥ )自由に理想型を求める
\‐ あるいは押しつける
(‥ )僕の考えた最強の自由
ってやつだな
子供じみているが、
子供じみているからこそ
連中は夢中になるのだ
手に負えないよねえ
これがあるべき姿である。これがあるべき自由である、皆々、俺様の考えた自由に従うべし。
∧∧
( ‥)そんなもの自由ではないのだと
( ‥)というか自由ってのは
‐□ 本来、そういう邪悪な
側面を持っているという
べきなんだろうな
この畑は雑草から自由である。
私は病気から自由である。
∧∧
(‥ )〜〜ではない、
\‐ 否定の意味だとも
とれますね
(‥ )the road of snow
道路から雪を除去する
”除去する”ときたもんだ
苦痛を除去する、と言えばともかく、それはそのままでは終わらないだろう。
この言葉は悪いから除去しよう
この自由は悪いから除去しよう
この思想は悪いから除去しよう
ファシズムにつながるものは全部除去しよう
自由と民主主義の追求とは、必ずこういうことになる。ファシズムを否定しながらファシズムに限りなく自ら近づいていく。
∧∧
( ‥)自由とは自由を除去する
言葉でしかない
(‥ )自由の女神ってあるよな
あれは、自由には”顔をあてはめることが出来る”ということでもある。
顔がある以上、自由は理想へと自ら邁進し、それは自分の考えた自由以外を認めない、ただの圧政になるだろう。
つまり、自由と民主主義の先に理想とファシズムがあるのは当然。
この意味において言い換えれば、自由と民主主義を強調する人間は必然的にファシストになり、圧政と強制収容所を作るだろう。ファシストと相手を罵倒し、自由を理想化する彼らこそが、誰よりも理想を夢見た人、ヒトラー自身に近づくのだ。顔を持つ自由を信奉する彼らはあまりにも危険すぎる。
∧∧
( ‥)ならば自由ではない
別なものが必要だ
( ‥)形ある自由から
‐□ 自由を自由にさせるもの
それは顔無き者
要するに混沌だよね
∧∧
(‥ )混沌は、それ自体では
\‐ 自壊してしまうのですけどね
(‥ )だからこそ混沌は
ある領域にとどまるのだ
それでもなお、混沌は混沌だ。自由のように理想型へ邁進したりはしない。混沌は所詮は混沌だ。自ら死滅しつつ、絶えず成長し、それゆえにとらえどころがなく、あらゆる可能性を秘めて進化的に世界をうごめいている。
自由の女神は美しい顔を持つからこそ、自由にとって忌むべき存在だ。自由を自由から自由たらしめ、世界の可能性を担保するには無貌の神こそが必要となる。
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