自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2014年3月18日火曜日
子供の延長である以上、大人は愚かで劣った存在でしかない
こんな意見も見た事がある
ページごとに魚の大きさが変わるんです。縮尺がめちゃくちゃです。
∧∧
( ‥)そしてあなたは
思うのです
( ‥)この馬鹿は漫画も
‐□ 見た事がないのか?
場面ごとに大きさが一定って、どこの絵巻だよ?
おまけにこんな能力で読み聞かせをするとかほざいたものだ
だが、ここまで来て、はっと気がついたことがある
子供の時、読み聞かせとかいってやってくる間抜けな大人たち。なんか痛い奴らだなあ...なんだこいつら? 大袈裟で独りよがりの病人のような連中、そう思っていたものだけども、
あれは、これか!?
∧∧
(‥ )大人はどうしてこんなに
\‐ 馬鹿ぞろいなんだ?
子供の頃は
そう思っていたと
(‥ )大人になってみて
真相に気づいたよ
大人はなぜ馬鹿なのか? それは、大人が子供の延長線でしかなかったからだ。
元が馬鹿なんである。馬鹿の上に建築物を建てても、基礎の歪みがそのまま反映されてしまう。
自分たち自身を見れば、それはよく分かること。
∧∧
( ‥)...まあ、でもあれだね
馬鹿って言葉は
説明になっていないよね
( ‥)考えるということ
‐□ 理解するということ
それ自体に意味はない
絵本だろうが、本だろうが、漫画だろうが、場面によって近い遠いが変わると同じものでも大きさが変わる。これは遠近法だ。
∧∧
(‥ )でも絵巻のように
\‐ そういう遠近法を使わない
表現方法もある
(‥ )表現方法というのは
その場その場の文脈で
変化してしまう
言い換えると、読み聞かせにせよなんにせよ、本という多様な世界の中で個別の本を読むには、その本が持つ文脈をその場で把握する必要がある。
それが出来ないと、これはおかしい、としか言えなくなる。
つまり、それが出来ていない。そういう能力しかないということだ。
∧∧
( ‥)ようするに一通りの行動しか
できないために
状況に脳が対応できて
いないのだと
(‥ )それを馬鹿と呼ぶのか
劣った奴らと呼ぶのか
融通が利かないと言うか
文化の制約と呼ぶか
老いたな、と呼ぶか
あるいはなんらかの症状と
見なすのか
それもまた文脈だ
ただ、それが出来ない奴が読み聞かせなどしてはならぬ。
そういうことは言える。
だが、おかしなもんで、そんな能力を持たない人間に限って、読み聞かせとか余計なことを始める。いや、ひょっとしたら、ひとつの型を押しつけることしかできない人間が陥りがちな選択肢、それが読み聞かせとか、そういう無意味なのに有意義とされる事柄なのかもしれない。
素晴らしい、意義がある、こういう選択肢は、しばしば単なる思い込みと同義だ。
思い込みで選択肢を選ぶ人間は、個別の状況に対して柔軟に対応できないだろう。
でっ、これまたふと思い出した
昔、某博物館で展示物の調査とそれにともなう標本の分解があった。それを説明するアルバイトになっていた時、幼稚園児とそれを引率した先生がやってきた。
彼女は展示物のアパトサウルスを見て言った
皆さん、みてくださーい この恐竜はこんなに頭が小さいんだねー
...あっ、そっち尻尾なんですけど
そう思っていると、先生を取り巻く園児たちから少し離れ気味の女の子がぼそっと言った
これ尻尾じゃないの? 頭がこんなに小さいわけないじゃん
彼女が正しい。それにしても先生はこっちが頭という前提でどんどん話を始めるので、
「あっ、こっち、尻尾です」
そう言うと、先生は悪びれもせずに
みなさーん、こっち、尻尾なんだってー
小さな女の子がこちらを見ていった
「見れば分かるじゃん」
「まあね」そう答えた
∧∧
(‥ )可愛げの無い子供だ
\‐ そう言われるかもですよ
(‥ )だが、正しかったのは
その子なのだ
大人はなぜ愚かなのか? それは君らの延長だからだ。君の同級生にも愚かで劣ったものがいるであろう。その延長にいるのがこの先生だ、そう思ってみたまえ。思い込みを是正できないのだ。人間には色々な能力があるが、同じではなく、劣ったものもいる。自らと、それを取り巻く友達を見回してごらん、世界が自分と自分の周囲の延長だというのなら、なぜ大人が愚かで劣った存在なのか、それが今よりもよく分かるだろう。
∧∧
( ‥)そんなことは
言わなかったけどね
( ‥)言う時間もなかったしな
‐□
だが、あの時のことは時々、思い返すし、そう伝えるべきだったのではないか? いつもいつもそう考える。
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