この生き物はこれこれの特徴を持つことからA種です
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( ‥)A種であると同定されました
認識完了
(‥ )所属するべき最小単位に所属決定
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( ‥)最小単位・・・・
(‥ )おおむね、個体以上の意味で。
個体以上=種?
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( ‥)サッカーチームAは個体以上の最小単位ですか?
(‥ )人間ってすごいよな。サッカーチームAが
類でも種でもないと、おそらくは共通認識できる。
認識が共通される。
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( ‥)共通認識・・・・・
(‥ )神経の構造が共通。およそそういうこと?
取りあえず、これはあまり深くは追求しない。
最小単位だ、種だ。
仮にこれが本当にただ認識の話でしかないとしても
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( ‥)科学するには、まず認識しないといけません
(‥ )ということだよね。
ならばそれは必要なのだろう。
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( ‥)同定は必要です。
(‥ )同定はぜひとも必要だ。
その能力も経験も必要だ。誰もそれを否定しない。
はて? では科だの目だのは何のためにある?
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( ‥)認識した最小単位の整理整頓のため、
じゃないですか?
(‥ )認識の最小単位をファイルするためのテクニック?
おや? すると同定と分類体系は違う?
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( ‥)そう?
(‥ )そうかもしれないし、そうでないかもしれない。
でも、そうでないっぽいよね。激しく。
あるいはこう言えばいい? 距離がある。
種A、B、Cがあるとする。外群Xと比較した時、派生的な形質1はA+Bを支持するが、形質2はA+Cを支持する。そして形質3はB+Cを支持する。
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( ‥)順列組み合わせ状態
(‥ )最節約法/分岐学では、ABCの系統関係を
解くことができない。
体系化できない。
それに対し、こう言ってみる。
分類学は形質1と2を持つことから種Aを定義でき、形質1、3を持つことからBを、以下Cを定義できる。分類学の優位は明らかである。
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( ‥)それは同定の話では?
(‥ )体系化の話ではないね。
だから以上はこういうのがより正確?
順列組み合わせ状態にある形質の分布は、区別はできるが系統を復元できるデータを含んでいない。
次にこう言ってみる。
以上の状態で最節約法/分岐学は体系化できない。しかるに分類学者Ω氏は形質1に着目することでA+BをAB科とした。このような状態でも体系化できる分類学の優位は明らかである。
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( ‥)形質2でも3でもなく、形質1がΩ氏の体系化で使われた
その理由を述べよ。
(‥ )さあ?