今の自分ではまったく歯が立たないだろう本を発注
( ‥)ちょっと気持ちがブルーに
-/
∧∧
( ‥)でも必要なんでしょ?
(‥ )トレーニングって本来はさあ
自分の限界のちょっと上を
反復するべきなんだがな
∧∧
(‥ )まあ、頑張ってくださいよ
\-
それはさておき、「ローマ皇帝伝」を読む。
( ‥)ずーっと以前にもなんとなく
-□ 読んだはずなんだけども、
ずいぶん、イメージが違うね
∧∧
( ‥)今、手元にある仮説が違うからですね
理解は仮説だ。そして仮説は良くも悪くもいわば色眼鏡として機能する。
∧∧
( ‥)仮説という色眼鏡を通さないと
新しい理解(それもまた仮説だ)をする
こともままならない。
(‥ )カエサルは農地法を提案している、
□-
∧∧
( ‥)プルタルコスさんに言わせれば、「単に平民を
-□ 喜ばすために植民地の開拓、土地の分配を
提議する内容」であったと。
*プルタルコス、「プルタークの英雄伝」潮出版社を参照のこと。英語訳から英語発音のまま、しかも古い時代に訳されたので、メーリアスって誰だよ?(マリウスのこと)という部分があり、残念ながら一部で評判が悪い。
ともあれ
∧∧
( ‥)大地主と土地無しの無産階級がいる、
非常に大きな格差のある社会だった
そういうことは分かりますね。
(‥ )プルタルコスに言わせれば権力獲得の
□- ための人気取り、ということになる
のかな。とはいえ、格差是正を進める
カエサルと、既得権益を守る貴族たち
元老院、つまり共和派が対立する
そういう構図なのだよね。
∧∧
( ‥)こう考えると、共和制維持のために
-□ カエサルを殺した人たちって
独裁者を倒した理想主義者というより、
単なる既得権益者、貴族の特権を
守ろうとした、あるいはそれに利用された
だけのお坊ちゃんに見えちゃいますよね?
(‥ )その仮説、あるいは解釈、あるいは
色眼鏡が妥当か、あるいは妥当であると
したら、どの程度、妥当か、それを
調べないといけないな。