∧∧
(‥ )あの会社、あの組織、あの人たち
\- なんでこういうことしないの?
こうすればいいじゃん
こういうアイデアがあるよ
なんでやんないの? そういうご意見
(‥ )こう考えてみればいい
自分がその組織にいて、そのアイデアを出す立場になったと考えてみる。話を自分の職場に置き換えてもいいし、友達同士の集まりに置き換えても良いし、あるいは昔、学校時代の自分のクラスでのことを考えてもいい。画期的なアイデア(自称)を提案したらどうなるか?
∧∧
( ‥)そんなアイデアが通るわけがありませんと
( ‥)というか、普通、思いついても
-□ 提案しないよ。危険すぎる。
なぜかというに、言い出しっぺのお前がやれ、と言ってみんな逃げるから。確かに言った以上、責任がある。言い換えると、責任が無い以上、他人は全員逃げる。
当然、提案者への負荷が大きくなって、計画の成功はただでさえ困難なのに、ますます失敗しやすくなる。
∧∧
( ‥)というかですね、逃げるどころか
(‥ )そもそも全員、意味もなく
反対してくるのよね
もっともな理由がある反対意見も当然ある、しかし失敗した場合を見越して「ほら、あの時、オレは反対したじゃないか」と言えるように反対しておく、ようするに将来言い訳する保険として取りあえず反対しているだけの場合も多い。
∧∧
( ‥)そして結局、やっぱり失敗すると
( ‥)世の中、そんなもんなのさ
-□
組織のことを考えるべし、などという見目麗しい美辞麗句なスローガンは、本当に単なるすっからかんなスローガンでしかなくて、そのスローガンをがなりたてている連中すら、一致団結だの、組織の利益だの、皆の幸せだのちっとも信じていないということでもある。
かくてしばしば、組織はアホだがアイデアと実行力のある個人や、頭のいかれた独裁者に率いられた集団に負ける。