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2012年2月22日水曜日

そのアナロジーは必要なくね?

 仕事の一環でHPの修正や補正を行ったら
 
 
    ( ‥)うわ、めんどくさー
      -/
 ∧∧
( ‥)時間がたって、色々なことが
    目につきますからね。
 
 一気に直すなんてことは到底できるわけがないので、ちまちまと修正中
 
 ∧∧
(‥ )トップの更新記録を見る限りですと
\-   2010年の春に更新して以来、
     今年の春まで実質、更新が
     なかったんですね
 
    (‥ )2011年の更新も新刊の紹介
        だけだしな。去年は忙しかったし
 
 ∧∧
( ‥)まあ、ちまちまとやっていきましょう
 
    ( ‥)生命の樹、生物の系統関係は
      -□ 作り出すときりがない
 
 さて
 
 時々こんなことを言われる
 
 ∧∧
(‥ )生物の栄枯衰勢から企業の栄枯衰勢を
\-   論じてみてはどうか? という
     意見ですね
 
    (‥ )なんかあれみたいなのよな
        進化して特殊化すると袋小路に
        入り込んで、生命力が衰えて
        特殊化の極みで全滅する、
        そういう発想らしいのよ
 
 ∧∧
( ‥)...なんか目的論とか生気論が
    入ってません?
 
    (‥ )そう思うし、
        そう揶揄されそうだよね
 
 *目的論:この場合には生物はあらかじめあるゴールに目指して進化する、という発想。どういうわけか人間はこういう発想が好きだ。例:鳥は飛ぶために進化した。ああ、だがその理屈だとサルの手ってキーボードを叩くためにあるのな。

 *生気論:この場合は生物にはその進化を裏付ける何らかの意思力というかパワーが宿っているという発想。例えばの話、自動車が走るのは何らかの生命的なパワーが宿っているという解釈であって、どう見ても黒魔術。なのだが、どういうわけだか物理だ論理だ数学だと得意気に言っているようなお利口さんも、こと生物や進化のことになるとこの黒魔術を平気で口にする。
 
 ∧∧
(‥ )生物の進化ってそういうものではない
\-   でしょうし、企業の栄枯衰勢もそういう
     ものではないんでしょうね。
 
   (‥ )有象無象の中から運と才能を持つ個人が
       チャンスをつかみ、勢力を拡大する。
 
 成長すれば一人で仕事がさばききれない。すると人を雇うは必然。小さな集団だから創業者の目も行き届く。彼自身が、機会をつかもうとうかがっている生え抜きの若者を適切に選ぶだろう。
 
 ∧∧
( ‥)でもある程度まで巨大になると
    そうはいかなくなりますよね
 
   ( ‥)良くも悪くもワンマンではいられないし
     -□ 才能のある人間を選抜しているようでは
       必要な人間が集まらない。才能に
       頼っていると、おそらく必然的に
       組織が動かなくなる。
 
 こういう場合に必要なのは馬鹿でも出来る、能無しでも動かせるマニュアルだ。
 
 ∧∧
( ‥)決まりと法律が人を動かすようになる
    組織が大きくなって安全だと、安全パイをとる
    人が率先してやってくる。
 
    (‥ )チャレンジしない、リスクを避ける
        仕事はまわるが実は金食い虫が増えて
        いる。そこで状況の変化が起きる。
 
 対応するには巨大すぎるし、危機感を持つには体力がありすぎし、相談するには人が多すぎる。
 
 ∧∧
(‥ )そうこうしているうちに手遅れになって
\-   状況いかんでは滅びる。それだけの
     話ですよねえ。
 
   (‥ )企業の滅びの説明に生物進化のアナロジーが
       必要あるとはあまり思えないのだけどね
 
 

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