時々、気になるその人が書いた記事を見てしまう。
∧∧
( ‥)でも、あなたはその人を全然評価して
いないのでしょ
( ‥)しないね。というか、できないね。
-□
例えば、さる院生(というか、今、どんな立場でしたっけ?)の方も、彼の書いた文章を引用して言った。
「この文章の中で正しい箇所を述べよ」
∧∧
( ‥)あなたならなんと解答します
(‥ )白亜紀末期に何か起きました、
そのレベルでしか正しいことは
書いていない、そう述べるかなあ
平たく言うと間違いだらけということである。
*昨日、私の家にバニーガールの姿をした地底人がアダムスキー型UFOに乗ってやってきた。という文章は、昨日何かあった、という程度の正しさしか述べていない、という意味で。
∧∧
( ‥)そんな人のそんな文章なのに
あなたはなんとなく、彼が
書いた記事をぱらぱらとはいえ、
目につくと確認するのですよ
なぜでしょうね?
( ‥)昔は「間違ったことばかり
-□ 書きやがってふざけるな!!」
そう思っていたつもりだった
のだけども...
実は、怖いもの見たさじゃないのか? とふと思った。
∧∧
( ‥)怖いもの見たさね
(‥ )あえてジェットコースターに乗るように
ライオンに食われる仲間を遠巻きに
観察するインパラのように、
危険とはなんぞいや? 自分も一歩間違えればああなるのではないか? 危険を避けるには危険を観察するべきではないのか?
∧∧
( ‥)危険ね
( ‥)まず文章が薄まるのだ
-□ 取材やリサーチをしていない
証拠だよね。
自分では処理しきれない量の仕事を抱えたり、あるいは老化で体力を失うと、ライターはリサーチに手間をかけなくなる。
∧∧
(‥ )ネタを十分に調べていないから1000文字、
\- 2000文字の文章でさえ、感想、憶測、
オレはこう思うという自家生産した言葉で
埋めるようになる。
(‥ )取材やリサーチをしていないと
深みがなくなる、浅くなる、
単純にそういうことなんだな
まあ、カルピスがどんどん水で薄まり、あげくに氷でかさを増やされて売られている状態。
∧∧
( ‥)本を買わなくなる。教科書を読まなくなる、
ネットで集めた情報に頼るようになる。
( ‥)それでも最初はネット上でぶつかる
-□ pdf化された論文を読んでいたのに
それもしなくなる。wikiに頼り
ナショジオに頼り、2chに頼り...
それでも体力が落ちていき、さらにさらにかける手間ひまが減少していく。
∧∧
(‥ )とうとう、1つのネタから、実はこんなネタも
\- ありまして...と次々に別々の薄いネタを
連想ゲーム式につなげて書くように
なりました、と。
(‥ )風が吹けば桶屋が儲かる式な書き方と
いうかね。もはやたちの悪い
支離滅裂な随筆なんだよなあ。
それはもう記事ではないよね。
老いとは恐ろしい、自分もああなってしまうのか? という食われる仲間を見つめるインパラの気分。