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2010年7月7日水曜日

メンマの匂い

 
 先日スケッチした腐生ランとおぼしき植物をもう一度スケッチして(途中、雨が降ってきたので鉛筆による線画のみ)、図書館で調べる。

 ∧∧
(‥ )タシロラン、、、という種類みたいですね
 □-
     (‥ )田代さんにでも関係するのかね?

 神奈川県植物誌2001によると昔は極めてめずらしい種類だったけども、最近は海に近い場所で分布を広げているらしい。

 ∧∧
( ‥)ここ、海に近くないですよ

     (‥ )どっからきたんだろうなあ。

 色素を失ったもやしが巨大に育ったような、ウドの芽を色抜けさせたような(軟白ウドってやつ?)のような姿をしている。花はランの姿。ルーペでのぞくと白い、色素がほとんどなさそうな花弁の細胞が、小さなしずくが無数に集まったようにちかちかと光り、まるで砂糖のように輝いていた。

 花の匂いはしない。ほとんど無臭。内部構造を見たいので、1つだけ花をつまみとって裂いてみた。

 ∧∧
( ‥)あれ??何か匂いますよ??

   ( ‥)・・・・メンマの匂いだな、これ。
     -゜

 柱頭を裂いた時に匂いがただよいはじめたから、花、それ自体の匂いではないようだけど。

 
   (‥ )なぜにメンマの匂いが?
 ∧∧
( ‥)さあ?

 

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