サフランの花が公園で咲いたので、ちょちょいと時間を見てスケッチしていると、老夫婦がやってきてサフランの雌しべをぶちぶちぶちぶちつみとっていくのです。
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(‥ )サフランライスでも作るんでしょうか?
( ‥)さあ、どうだろうね。
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さすがにスケッチ中のものはとらなかったが、周囲のサフランはぜーんぶ、雌しべを根こそぎつまみとっていく。まあ、なんだ、外来種だし、花をつむのでもなし、まあそれは分からんでもないんだが
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( ‥)おいちゃんも雌しべをひとつちぎって
食べてみましたしね。
(‥ )特に味はしないなあ。
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サフランは萼が3つ、花弁が3つ、雄しべが3つ、雌しべは先端が3つに分かれて奇妙に長い。そして真っ赤。でもつぶすとオレンジ。というかまっ黄色。さすが、ライスを黄色に彩るだけのことはある。
しかし、
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( ‥)こちらも雌しべをかじったとはいえ
( ‥)なんか釈然としないよな、あの老夫婦。
根こそぎかあ・・・。
今年はたくさん咲いたわね、といっていた、ああ、昨年もそういえば雌しべが妙だなと思ったけども、ありゃあ、あの老夫婦のせいか。
昨日、公園にいったら、先日スケッチしたサフランも全部、雌しべをとられていた。
一方、もこもこのハナバチたちは寒さをものともしないでサフランの花で蜜を集めていたりする。
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(‥ )花粉はあんまり集めてないっぽいですね。
(‥ )少なくとも、団子は作ってないね。
花びらが巻いているだけで、そこが花の中心でもないのに、さてさてここはどんな案配ですか? のそのそ潜り込んでいくさまはなかなか微笑ましい。
でも雌しべは根こそぎとられてる。確かに球根植物だけどさ。ここはあんたたちの畑ではないんだが。