詩人の詩。何をいっているのかさっぱりわからない。特に外国の詩を訳したものは。
∧∧
( ‥)まあ、向こうの言語ですからね。
翻訳したら生きてこないというか
( ‥)英語だったらまだしも分かるのかもしれないけど。
-□
そういえば英語の俳句。あれはまあなんだ、やっぱ、それなりにきれいな詩をうたっているようだった。日本語ぺらぺらのオーストラリア出身の人が歌う日本語の俳句はやはりきれいだった。
しかし、詩となるとよくわからない。原文を読んでも韻を踏んでいるのやらいないのやら。情熱を歌い上げているとなると余計に分からない。なぜならこちらは彼の情熱を共有していないから。
∧∧
( ‥)特にこの詩の内容はなんていったらいいんですかね?
-□
(‥ )まあなんだろうねえ、不安定な時代の不安定な年頃の
少年が書いた文章だってことは分かるけどね。
同性愛の彼氏に銃撃されちゃった。という一コマだけは知っていたもの、それをさてどう使ったらいいものか。それだけでは不器用なやつは不器用なことしかできないという、当たり前なことが分かるだけ。
∧∧
( ‥)まあ、詩人ってものは
(‥ )普通のまともな人間ではないからなあ。
そうでなければ詩人だの画家だのわざわざやりゃあしないし、やれもしない。詩人だの画家だのイラストレーターだの、それらはいわば世界の落伍者、人生の敗北者みたいなもんなんだ。それでもその道をいくしか能がないのを不幸というのか幸いというのか。
しかしそんな話は今はどうでもいいことで、目下の課題はこれをどうしたらいいものか。
∧∧
( ‥)イラストを描く立場としてはいつもの天使待ちですか
( ‥)やっかいなことだ。
世界を支離滅裂な言語で書き立てる、それをこっちはどう扱えばいいのやら。狂気を狂気で扱おうというのは我ながら正気のさたとは思えない。
そしてそれはそれとして
(— —;)やっぱりチョウは面倒くさいよ
∧∧
( ‥)散歩にでもいきますか。
神経がぎしぎし言ってる。チョウは頭が痛くなる。