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2017年11月18日土曜日

またたく惑星状星雲

 
 少し時間が開いたので、先日スケッチした星雲、NGC6826


 
 
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 ∧∧
(‥ )はくちょう座の
\‐  惑星状星雲だけど
    見えるとは
    思いませんでしたね
 
  (‥ )メシエ天体以外の
      惑星状星雲は暗くて
      見えないものだと
      思っていたからな
 
 200年前、天文学者メシエが彗星とまぎらわしいとして注釈したメシエ天体。古い時代に観測できただけあって、メシエ天体は小型望遠鏡でも見える明るい天体だ。

 後にもっと詳細に全天の星雲が調べ上げられた。それらはメシエが注釈して番号を割り当てた天体よりはるかに数が多い。それがNGC天体。NGC番号は網羅的だから、当然、メシエ天体にもNGC番号がついている。

 言い換えればメシエ番号が割り当てられていないNGC天体は、メシエが見逃しているのだから暗いに違いない。実際、概してそうなのだが、必ずしもすべてがそうではない
 
 ∧∧
(‥ )このNGC6826は
\‐  小さくて見落としたのだろうね
 
  (‥ )見た目は恒星だし
      ここに
      惑星状星雲がありますと
      言われないと
      分からないからね
 
 いわれればにじんで見えるが、ぱっと見、ただの恒星だ。200倍に拡大しないと星と明白な区別はつかない。

 しかもこの星雲、どういうわけかまたたいて見える星雲である。もちろん、星雲なんていう巨大な物体がその隅々に至るまで、光度をまたたくように短時間で変えるなんてあるわけがない。ただの目の錯覚だ。
 
 ∧∧
(‥ )暗い天体では時々ある
\‐  錯覚だよね
    網膜の盲点に入る感じで
    見えたり見えなくなったりする
    でもこの天体は
    それが極端ですな
 
  (‥ )ネット情報だと
      中心天体が明るいからだ
      とか言ってるけど
      どうだかな
 
 ともあれ、英語ではブリンキング・プラネタリー。またたく惑星状星雲である。
 

 

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