自己紹介
- 北村雄一(北村@)
 - イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
 
2017年11月27日月曜日
土星状星雲と一番若い惑星状星雲
惑星状星雲。
望遠鏡で見るとそれは黒い夜空にぽつんと描かれた、丸いぼんやりしたかすみに見える天体。
大きさのある円なのでまるで惑星のような見た目だが、実際には太陽系よりはるか遠く離れた場所にあるガス雲である。それゆえに惑星状星雲だ。
∧∧
(‥ )爆発せずに
\‐ 寿命を終える星が
生涯の最後に
ガスを放出して出来る
星雲だよね
(‥ )幾つかのものは
遠くにあって
小さく見えて
かなり明るいのだ
こういう惑星状星雲は正直、ガス雲にはとても見えない。例えば先日見た、みずがめ座の惑星状星雲NGC7009。
=>Untitled Document
小さくて、200倍にすると、東西方向に伸びた菱形みたいな姿が分かる。
∧∧
(‥ )写真だと土星みたいに
\‐ 輪っかがあるように
見えるから
土星状星雲とも言うね
(‥ )もしかしたら
眼視でも見えるかも
しれないな
今、みずがめ座は日没後に西へ傾く季節である。まだ太陽の光や、あるいは早い時刻で街灯りが強い時間帯だ。おまけに地平線に低く、今いるここは市街地である。明るい夜空で見えないだけで、暗く空気の澄んだ場所へいったらもっと土星かもしれない。
そしてはくちょう座にある惑星状星雲NGC7027
=>Untitled Document
これも東西に長い菱形だが、土星状星雲よりも丸みがある。それになにかこう、ドーナッツの左右に取っ手がついたような構造があるような。
∧∧
(‥ )写真でみるともっと
\‐ 四角っぽく見えるけど…
=>https://www.google.co.jp/search?q=ngc7027&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwiXya_12NzXAhWEHpQKHU3xAKEQ_AUICygC&biw=1071&bih=789
(‥ )まあ写真と肉眼は違うしな
それに、自分が見たものとかなり似た写真もあるので、これが案外にも見た通りの姿であるように思われる。
あるいはもっと夜空が暗く、空気がきれいな場所へいったら見え方が変わるであろうか?
それにしてもこのNGC7027。非常に若い惑星状星雲だそうだ。
∧∧
(‥ )できてから600年とか
\‐ 700年とかありますな
(‥ )つい最近じゃねえか
まじかよ
ガスを放出し始めて数百年。本来の星はつぶれた芯が残って白色矮星になっているが、それ以前は明るい巨星だったはずだ。とはいえ、距離は3000光年というから、目につくような星ではなかっただろう。
今、一番不安定で明るい末期の巨星ミラは、距離が300光年ぐらいで、最大光度が3等とかそんなものである。仮にこれが10倍の3000光年に離れたら光は100分の1になってしまう。光度でいうと5等級は下がるわけで、8等とかそんなものだってことになる。そして人間が見える限界は6等だ。
∧∧
(‥ )多分、赤い巨星で変光星で
\‐ でも明るくなっても
肉眼では
見えない星だったでしょうね
実際、記録にも残っていない
(‥ )そっからガス抜けして
今のこの姿か
星の進化は生物の進化とは違う。
とはいえ、変貌の過程であることには変わるまい。そして空を眺めれば変貌過程のそれぞれの過程や有様を観察することができるのだ。
大スケールの時間の中で凍結しているように見えるが、個々の現象をつなげれば雄大な動きが分かる。
∧∧
( ‥)我が家の天文のコンテンツが
系統のページに入っているのは
それが理由か
( ‥)そろそろ地学も含めて
‐/ 系統のページ作成を
進めないとな
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