自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2017年11月29日水曜日
読書は無駄だから意味がある 合理的な人間の検索は無価値
読書はなぜしなければいけないのか?
∧∧
( ‥)問われたらなんと答える?
( ‥)無駄自慢ですよ
‐□
∧∧
( ‥)無駄自慢ならいらないじゃん
そう言われたら
なんと答える?
( ‥)無駄自慢もできないのは
‐□ 生きているとはいえん
死体とおんなじだおんなじ
ではなぜ図書館へいって本を読め、調べろと人はいうか?
∧∧
( ‥)検索すれば分かるのに
なぜわざわざ図書館へいくか?
なんと答える?
(‥ )そりゃわざわざ足を運ぶ
無駄自慢だからですよ
∧∧
( ‥)無駄ならgoogleすれば
良いじゃん
なんと答える?
(‥ )足を運ぶ無駄自慢も
できないような人間の
検索なんか信用できん
例えばよく言われるであろう。
西欧ではパスツールが酒を加熱することで殺菌し、長期間保存する手法、低温殺菌を確立した。これが1865年。しかし日本はそれより300年も前に酒を火入れして低温殺菌を行っていた。
こういう知識はgoogle検索をすると即座に飛び込んでくる。
中にはこう言う人もいる。日本人は西洋に先んじていたし、日本で科学が発達しなかったのはこういう実学が発達していたからなのである。
∧∧
(‥ )さらに進んで日本人が
\‐ 世界で一番最初に
低温殺菌をした民族だ
みたいな書き方をする人も
でてくる始末
(‥ )なっ?
上っ面のgoogle検索で
満足した連中だと
せいぜいがこの程度なんよ
もちろん、こんな胡散臭い話はない。もう一手間かけてgoogle検索すると、日本で火入れの最古の記録は14〜15世紀。中国はそれをさらにさかのぼり12世紀初頭には火入れを確立させていたことが分かる。
1116年に書かれた中国の書物、北山酒経に、えっらい詳しく酒の製造工程が書かれており、火入れの行程も詳細に記述されていることを検索者は発見するだろう。
∧∧
(‥ )でっ、この書物は
\‐ 東洋文庫から出版された
中国の酒書という本の中に
翻訳され収められて
いるのである
(‥ )google検索でも
ここまで分かるし
図書館へいけば
さらに内容も
確認できるのさ
ネットのおかげで
本だって即座に注文だ
検索を重ね
足を運び金を払う
これが無駄自慢の
真骨頂よ
さらにさらにもう一手間google検索かければ、火入れはさらに古代世界までさかのぼる可能性があることも分かってくるだろう。東洋だけではなく西洋のかすかな事例もどうやら存在するようである。ここから先は多分、googleでは直接的には駄目でおそらく論文を探すこととなる。
∧∧
( ‥)検索する
図書館へ行く
googleでさらに調べる
これが無駄自慢なのだな
(‥ )読書してなんになるの?
とか言ってる連中の
検索なんて
上っ面の嘘まみれの
噂話をかき集めるが
せいぜいさ
読書は無駄自慢である。
そんな無駄自慢をして何になるのか?
答えは単純。
無駄自慢もできない人間の検索など、検索と呼ぶに値しない。無駄自慢もできない人間の検索など噂話をすくいあげてくるだけだ。
これが結論。
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