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2017年7月20日木曜日

用水路と縦軸風車の夏

 
 先日以来の調整池。


 
この池には3本の河川が合流して1本となって流れ出る。その行く末は遡上することですでに見た=>hilihiliのhilihili: 炎天下用水路奇談

   
   本日は散歩がてら
   合流する3河川のうち
   源流を見ていない1本を
 ∧∧ 遡上しまーす
( ‥)
 ‐( ‥)ではスタート
 
 
 暑い…
 
   なるべく早い時間を
 ∧∧ 選んだのですが
(‥ )
 ‐( - -)夏至から一ヶ月
      太陽きついなあ
 
 さて遡上すると見えてくるのが、水門で水をせき止めて水位を上げて、そして用水路として水を次々に分岐させていくという行程だった。
 
 

 
 ここで分岐した用水路は、行き先から考えると多分、14日に行方を追跡した用水路であるらしい。=>hilihiliのhilihili: それは一週間前の場所
 
 例の、サイフォン形式で川を二つくぐっていく用水路だ。
 
 こういう用水路の分岐が次々に現れる


 
 ここらの河川は浸食が激しく、水面が周囲の地表に対して深さが何メートルも下にある場合が多かったらしい。せきとめて水位を上げて水を供給する。これを何度も繰り返す。
 
 
 
 聞けば、この町ではかつて、かなり激しい水争いが起きていたという。
 
   どうりで厳格に水を
 ∧∧ 配分するわけですな
(‥ )
 ‐( ‥)当たり前だけど
     きめの細かいことを
     やっておるのだな
 
 
 残念ながら用水路の整備が近代化された途端に、農地はつぶされて住宅地となってしまい、用水路の多くもどぶ川になってしまった。とはいえ、下流では未だに重要なものである。
 
 それに上流へさかのぼると水はきれいになり、川も浅くなり、緑が増え、華やかな光景になる。
 

 あるいはこういう風景


 
   お家の庭先から
   川へ降りる
 ∧∧ 階段ですね
(‥ )
 ‐( ‥)生活に使われていた
     名残だな
     いや、今でも使われて
     いるのかもな
 
 今だって、どぶ川になった下流でも水を汲み上げて庭にまいたりしているのだ。高度経済成長も終わり、どぶ川もずいぶんきれいになったようであるし、ましてや源流に近いとなればなおさらだろう。
 
 そして遡上はここで終了

 
 いや、正確にいうと水の取り込み口自体は分かっている。ここから数百メートル先にある川の支流を取り込み、それを川の本流の下を通すことでここまで導いているのだ。
 
   でもその経路が
 ∧∧ 分からない〜〜
( ‥)
 ‐( ‥)蓋をされて暗渠になって
     いるわけでもないみたいだ
     どういことかな?
 
 状況は分かりかねるが、ともあれ、本日はこれで良しとしよう。帰り際、空き缶を加工して作った縦軸式風車を眺めて帰る。



 
 ちなみに今日遡上した河川は、この空き缶風車の背後に見える河川の支流だ。そしてこの河川の下をくぐってきたのである。
 
 




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