自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2017年7月14日金曜日
それは一週間前の場所
昨日、話題にした用水路。
サイフォン式で川の下をくぐり、そうしてさらにもうひとつ、別の川をくぐる。昨日は乗り越えているらしいと書いたが=>hilihiliのhilihili: サイフォンの謎
もしかしたら第2の川もサイフォン式で通り抜けているかもしれない。
ともあれ、本日の散歩のスタート地点はこの調整池だ。
ひさしぶりにこういう青空を見た。
しかし、頭の中の合い言葉はエロマンガ
エロマンガ問題が
すんだから
気楽にエロマンガ
∧∧ 連呼するのだな
( ‥)
‐( ‥)エロマンガ! エロマンガ!
用水路をたどると、風景は微妙にその様相を変えた。どうも開発の時期がずれていることを反映しているらしい。例えばスタート地点の調整池周辺は整備が比較的良く、おしゃれな家が多い。多分、比較的最近、住宅街になったのだろう。
しかし少しいくと鉄工所や古いアパートが川沿いに立ち並ぶ家並みになった。
ここは戦後しばらくの高度経済成長とか、その頃からすでに開かれていた印象だ。
∧∧ …撮影者の怪しげな影
(‥ )
‐( ‥)キリコの絵画のようだろ?
∧∧ なんということを言う
( ‥)
‐( ‥)カウボーイハットをかぶる
怪しげな親父が
真っ昼間から徘徊だ
途中で、こんにちわー と主婦に挨拶されたから、あからさまに不審者扱いである。そりゃそうだろう。こっちもにこやかに返答だ。
∧∧ 絶対逆効果だわ
( ‥)
‐( ‥)さりとて黙ってたら
もっとやばいからな
こうして鉄工所やアパートの並びを抜けると、今度は水田と住宅が広がる場所に出た。ここはまだ開発がさほど進んでいないのだろう。
それにしても久しぶりに空が高い。水中から眺める水面の趣がある。
開発があまり進んでいないとは、土地があるということ。広々とした公園と、手つかずの草原。ここで用水路は蓋をされていったん暗渠となる。画面奥に伸びる影になった道がその暗渠だ。
そして再び顔を出した用水路は、今度は込み合ったやや古い家並みを抜けるようになった。この町でこういう家並みは、戦前から集落があったような古い場所だ。自動車やマイカーの普及ということを想定していない、集落本来の並びと大きな家並みが特徴だ。
ある箇所では用水路は分岐して、個人宅に引き入れられていた。
当時としてはすごい贅沢?
それとも自分たちの組合への
∧∧ 用水管理?
(‥ )
‐( ‥)さあ? なんだろうな?
そうして突然、以前来たことがある調整池にたどり着いた。
=>hilihiliのhilihili: 水門の日々
前の日付は7月7日。そうか、まだ一週間した経っていないのか。ずいぶん前のように思っていたが。
ここにたどり着くとは…
googleで予想していたのと
∧∧ 違う終着点ですね
( ‥)
‐( ‥)用水路の流れって
地図じゃわからんからな
こっちへ流れるだろうから
自分はここに
行き着くはずだ
という地図上での予想が
間違っていることが
あるわけだし
それにしても一週間前のあの時に見た”別の河川”が、本日最初の調整池の脇を流れる用水路だったとは。予想外である。用水路は2キロあまりの流路の中で幾つもの水流を受け入れて、すっかり河川になっていた。
考えてみればこの用水路が合流する川は、先の調整池でまたぐか、あるいはくぐりぬけた別河川の本流でもあるのだ。
またいだ河川の本流に結局合流するとは、考えてみれば数奇なことである。これも水の配分を何世代も調整し続けた先人たちの遺産ということであろうか。
なんにせよここから先の流路は
∧∧ すでに見ましたし
(‥ )
‐( ‥)では帰るとしよう。
気温32度。のろのろと歩いて帰る。
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