自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2017年7月5日水曜日
水の行方
7月3日、近所のどぶ川でカルガモの親子を見る
=>hilihiliのhilihili: 流されてー!
翌、7月4日は太平洋沖合を台風3号が移動。近所のどぶ川はあっというまに濁流に。
そして本日7月5日。散歩に出ていきなりカルガモを見る。しかも1羽だけ。
ああ、雛3羽は流されてしまったか...そう思って帰って画像をよく見ると、どうも違うカルガモらしい。
∧∧
(‥ )ちょっと痩せているように
\− 見えましたし
模様の濃淡が違いますね
(‥ )別個体か意外だな
あのどぶ川で
カルガモはそうそう
見ないんだが...
とはいえ、あの濁流だ。昨日、豪雨の中の散歩の時点で川にカルガモ親子は見当たらなかった。多分、流されてしまったのだろう。どうなったのかは分からない。しかも下流へ2キロばかりいくと水門があって、そこから川は地下へ消えてしまっているのだった。
昨日はあの水がどこへ
消えるのか分からなかったが
今日はそれを
∧∧ 調べにいくのだな?
( ‥)
−( ‥)あそこから先の水の流れ
まるで見当がつかん
水の流れはひとつの可能性として線路を越えることになるようだ。
線路を越える途中で青いマメ科植物を見る。
ツルフジバカマって奴かもしれない
そうして線路の反対側へいくと果たして水を組み上げるポンプを見つける。どうも線路の下を通した水をここで汲み上げて、そして近辺の用水路に分散させるもののようである。次々に分岐する用水路は、水田に水を均等に流しつつ、水を氾濫させないための工夫のように思われた。
例の不明の川はここにくるのか、そう思っていたが、これまた帰って地図を見るとどうも違うらしい。確かに同じ川の分岐ではあるのだが、一つ手前の分岐である。
あるいはと思って線路脇の住宅街をぐっと回って線路向こうへ再び戻って確認もしたのだった。そこには、昨日見た目立たないが深い水門がある。もしかしたら、例の水門で地下の暗渠へ消えた川の水は、ここまで地下を流れて、そうして別の場所へ排水されるのかもしれぬ。
∧∧ でもここも違うな
(‥ )
−( ‥)違うね
水量がまるで違う
昨日は豪雨の中、猛烈な勢いで水があふれんばかりだった。だからこここそ川の行き着く先、そう思っていたのだが、今日になってみるとまるで水が引いていた。
どうもここはこの近辺に降った雨を集中させて線路向こうへ排水する集積所のような水門らしい。周囲近辺の用水路からここに集まった水は線路の下を通り、蓋をされた側溝の中を猛烈な勢いで流れ下って、先ほど見た水ポンプが汲み上げた水と合流するのだ。
暗渠に消えた川の水
∧∧ 一体どこへいくんでしょう?
( ‥)
−( ‥)んー? どこだろうな?
草原と久しぶりの空を見て帰る。
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