自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2017年7月19日水曜日
知的な人間とは劣等存在でしかない
ルサンチマン。弱者が強者に対して抱く鬱屈した復讐心。
賢い人間は絶えず弱者であった。当然だ、知性を素晴らしいとたたえる人間は、所詮のところ無知性に敗北する。無知性の方が数が多いし、無知性の方が演算機械としては優れているからである。
これはゾンビを見れば分かることであろう。ゾンビに知性はないが無限の体力とその数で必ず突破口を発見する。
演算機械として見た時、無知性は知性に勝る。
言い換えれば、知性は演算機械として見た時、まったくの劣等存在なのだ。これは自明の理であろう。
∧∧
( ‥)つまり知的な人間は
絶えず絶対的に
必ず
無知な人間に敗北するのである
(‥ )だからよ
知的な人間は絶えず
怒りにかられて
恐怖におびえ
復讐心にその身をこがすのだ
そりゃそうだ。絶えず、ずっと、生まれてからこのかた、いつも、いつも、いつも、そしてこれからも、ずっと、ずっと、ずっと敗北し続ける人生。
絶えず周囲から浮き、絶えず白い眼で見られ、からかわれ、のけものにされてきた。
高学歴高収入を達成しても、ねたまれるか、うとまれるか、使い捨てにされるか、失脚するか、軽蔑されるだけの人生。
こんな状況では、頭がいかれるのが当たり前である。
知的な人間とは災いなるかな、知的という劣った存在であるがゆえにその心はゆがみ、怒りに染まるものだ。
要するに彼らは根本的に狂っている。
知的な人間は境遇の不憫さで狂ってしまうし、だがしかし、そもそも狂っていたのである。
知的だから優れた存在であるはずだ。この論理展開は論理的にまったく正当化できない。つまりそもそも根拠など無いのであった。
つまり、知的であれば優れているなどという根拠無き妄想にとらわれて、それを信じ込んでしまったあの日、あの時から、彼らはずっと狂っていたのだ。
∧∧
(‥ )すべては自業自得ですか
\‐
(‥ )それでもなお
人は失われた誇りを
奪い返そうとするのだ
以上を踏まえれば、知的な人間がやたらと無駄なまでに攻撃的な理由が分かるであろう?
知的とは劣った存在であること。そうであったとしても、彼ら劣等存在が怒りにふるえる気持ちは、あなたが人間であれば分かるであろう?
人間は社会性のサルだ。立場の下落は死に直結する。
皆にさげすまれ、うとまれる。
これは絶えず死の恐怖にさらされてきたことと同じこと。
これはサルにとって極めてストレスの多い状況だ。ストレスは自律神経を破壊し、異常行動をまねくこと、誰でも知っているであろう?
確かに諸君、彼ら知的な人間とは人類の出来損ないでしかない。彼らは所詮、劣等存在だ。だが劣等存在でしかないとしても、彼らの心が暗黒面に染まって、狂ってしまうのは当然ではないか。そうだろう?
彼らは望み欲している。サルとしての基本原則、社会的地位の向上を。安全な立場の保証を。高学歴高収入だけでは足りない。彼らは安心が欲しいのだ。社会性のサルであるとはそういうことぞ。
彼らは望んでいる。あなたは生きていていいんだよ、そう皆に優しく言ってもらうことを望んでいる。
∧∧
( ‥)でもそれが
手に入れられないのです
(‥ )そりゃそうさ
知的などというそんな
劣等存在に一体誰が
敬意なんかしめすかね?
そんなことするやつは
馬鹿だけだよ
だから彼らは今日も怒りに燃えている。
これを踏まえれば理解できよう。知的な人間が示す、酷虐さ、残虐さ、残忍さ、冷酷さ、これらすべてはかように説明できる。
そして次の結論もまた自明であろう。
知的な人間などという劣等存在はすべて滅ぼせ。焼き尽くせ。
さすれば世界は知性無き巨大演算機械となり、無限広大な算出だけが続く聖なる場となるはずだ。さあ始めよう、熱狂的知性廃滅の大聖戦を。
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