自己紹介

イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック

2015年10月2日金曜日

因果律は決せり

 
 ドイツに次々と押し寄せるシリア難民たち。
 
 ∧∧
(‥ )ドイツはギリシャではなく
\−  難民たちに黒字を使うことに
    決めた…と言う評価も
    ありますね
 
  (‥ )誰が言ったか知らんけど
      言い得て妙だな
 
 ギリシャが破綻するとドイツもEUもただではすまむ。そのギリシャに金を使わずに、難民に金を使う。

 つまり、人道抜きに機械的に考えた時、ギリシャではなく、難民に金を使う選択肢は破滅に他ならぬ。
 
 ∧∧
(‥ )でもドイツとギリシャは
\−  関係がこじれたからねえ
 
  (‥ )金に困ったギリシャが
      ナチスの賠償にかこつけて
      ドイツにたかろうとして
      ドイツが切れた
      文化が違いすぎるというか
      心が違いすぎるというか
      なんというか
      ギリシャとゲルマン
      仲悪いよなあ
 
 
 夷狄をもって、夷狄を制す。かつてギリシャは国家を守ったゲルマンたちを、気に入らないという理由で皆殺しにした。ギリシャからすればゲルマンは人間ではない。彼らは動物の一種に過ぎぬ。娯楽で面白半分に殺して良い動物、それが本来のゲルマンだ。今でもギリシャからすればゲルマン諸国は成り上がりの青二才、くそったれな蛮族でしかなかろう。少なくともそう思っていても不思議じゃない。両者の歴史にはそれだけの差がある。だいたいゲルマン諸国は日本から見てすら若いのだ。
 
 ∧∧
(‥ )そしてあれね
\−  ギリシャに押し寄せた難民を
    ギリシャはドイツにせっせと
    送ってるとか言うね
    地図まで与える
    サービスぶりとか...
    本当かねえ
 
  (‥ )本当だったらすごいよな
      以前、おいらは
      カメノス国防相を
      笑ったけども
      それが本当なら
      ごめんねカメノス
      やっぱギリシャは
      予想の斜め上
      そーれギリシャ!
      ギリシャ! だな
 
 
 *カメノス国防相を笑った:ギリシャのカメノス国防相は、ギリシャを援助してくれないのなら、ドイツにISISのテロリストが紛れ込んだシリア難民をわんさか送るぞ! と恫喝まがいの発言をして物議をかもした。しかし難民はギリシャを素通りしてドイツになだれ込む始末。送り込むも何も、ギリシャ、ガン無視ですがな、という笑い。

 のはずが
 
 ∧∧
(‥ )ところがどっこい
\−   ギリシャが率先して
     せっせと送り込んでいたなら
     やはりギリシャですよ
 
  (‥ )さすがギリシャ
      やることが汚い 汚い
      やっぱ文明が長い連中は
      すりきれちまって
      蛮族には思いもつかない
      ことをやってくれるぜ
      そこにしびれる憧れる

 
 **実際のところはどうだかしらない。本当だとしても、難民が行きたいのはドイツである。それにギリシャには余力などない。望みをかなえているだけであるし、当然というか必然でしかないんだろう。

 ∧∧
(‥ )でもどっちにしても
\−  ギリシャとドイツの
    こういうどうでもいい
    確執で
    ドイツとEUの運命は
    決してしまったのだと
 
  (‥ )とはいえだ
      離婚もそうだけども
      感情的なすれ違いって
      重大事項なんだよな
      だからこれは
      どうでもよいことではなく
      真剣な結果でもあろうなあ
 
 
 一世代後、ドイツ人とEUのゲルマンたちは、これを一体なんと振り返るであろうか?
 
 
 
 
      

ブログ アーカイブ