自己紹介

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2015年10月11日日曜日

ビジネス本臭がするぞ

 
 ∧∧
(‥ )図書館の運営を民間にさせたら
\‐  本の価値を
    まったく分かっていない
    運営をし始める問題
 
  (‥ )あれはね
      ビジネス本臭がするね
 
 ∧∧
( ‥)ビジネス本臭ねえ
 
  (‥ )漫画もろくに読まなかった
      阿呆は社会にでてから
      慌てて箔をつけたがるのだ
      そういう慌てん坊さんを
      カモにするために
      出版界が投げ与えた
      ジャンクフード
      それがビジネス本だよ
 
 ビジネス本はその内容があまりにもいい加減だ。出版社はあまりにも無責任だ。売れている著者の著作をとにかく考えも無しに出そうとする。これでは粗製濫造だ。そう心ある人は批判するが、その指摘は正しいと同時にまったくの見当外れでもある。
 
 ∧∧
(‥ )粗悪な素材にべったべたな
\‐  味付けをして売りさばくのが
    そもそもジャンクフードである
 
  (‥ )ビジネス本を本だと
      思い込むから
      話がおかしくなる
      あれを本だとおもっちゃ
      いかんのよ
 
 ビジネス本を熱心に読む人間が漫画を読む人間を馬鹿にする。だがしかし、週刊連載漫画家がスタッフを抱えて描いてさえも、単行本は年四冊出すのが精一杯。それに対してビジネス本の著者は年間に7冊だの13冊だの出す始末。
 
 ∧∧
(‥ )ビジネス本の内容が
\‐  週刊連載漫画以下であること
    これ明白
 
  (‥ )まあだいたいは
      ゴーストライターによる
      コピペドラッグと
      切り貼りだな
      漫画を描くより
      テキストを書く方が
      はるかに楽なんだよね
      ビジネス本は
      ごまかしやすい
      それゆえ粗製濫造が容易だ
      あれは美味しい商材だよ
 
 
 粗製濫造したものでも、それをありがたがる連中がごろごろいる。ゴミかすみたいなものに何百円も払い奴がうじゃうじゃいるのだ。こんなすばらしいゴミ..ではなく商品が他にあろうか? 出版界がこれをひとつの売れ筋と定めたことは当然なことであった。
 
 ∧∧
(‥ )問題はビジネス本を真に受ける
\‐  ビジネスマンがごろごろ
    出てくることですかね?
 
  (‥ )漫画と違って
     ビジネス本は
     自らをノンフィクションだと
     定め
     読者をたばかっているからな
     本どころか
     漫画もろくに読んでいない
     素人がだな
     分不相応に
     背伸びをしたあげく
     そんなものを真面目に読めば
     どうなるか?
     言うまでもないよね
 
 
 考えてみよう。小学校の図書館に何人の生徒がいたであろうか? 自分と同じクラスの人間をそこで見たであろうか? いやいない。
 
 これが標準的な人間の有り様だとしたら、これと反対に大人の世界ではビジネス本が氾濫して売れているという事実はまったくの矛盾である。
 
 どこかがおかしい。ではどこがおかしいか?
 
 答えは多分単純だ。
 
 本を読んだ事も無い人間が大人になって慌てて怪し気な本に手をだしている。これだろう。

 経験無しで右も左も分からぬままに手を出すからああいうものに苦もなく騙される。そう言うと、僕らは頑張っているんだとか、論点をずらした安易な反論をまくしたてる始末。即興で基礎工事も無しに理論武装なんかするからこんな無様なことになるのだ。
 
 ∧∧
(‥ )本の価値も分からないのに
\‐  ビジネスはこうするべき!
    そういう
    安易で簡単で
    煽りな偏った話ばかり食べて
    脳みそがぶくぶく太った
    人たちがごろごろ
    量産されていると
 
  (‥ )価値も配置も分からずに
      図書館を
      めちゃくちゃにして
      見てくれの合理化と
      採算性だけを掲げて
      どや顔するってのは
      まさにビジネス本的だろ?
 
 ああいうのは、いかにも本を読んでいなかった子供の成れの果てが行う行為であろう。そして何がいけないって合理主義であることがいけない。物事を合理的に変えてドヤ顔しても、皆からは、お前、馬鹿だろ、と評価されて終わりなのだ。

 合理主義者とはもはや人間ではない。これゆえ、人間が合理主義を評価するなどということはありえない。それがこの世界の理だ。そういう明白な現実が見えぬところがいかにもビジネス本的である。実際、そもそもビジネス本とは、こういう現実が見えぬ阿呆をカモにする商材であった。
 
 

 

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