*20140601 22:40追記:以下でウミホタルと書いていた発光生物、実は夜光虫らしい。訂正が必要なのだけども、過去の記録は過去の記録として、そのまま以下の通り保存
**20140606追記:採集した夜光虫をスケッチして、夜光虫のコンテンツを作ったのでこちらにリンク=>Untitled Document
昨晩は何となく海へいったのであった
∧∧
(‥ )無計画だから
\‐ めちゃくちゃですよ
(‥ )あー、まーそうだね
空は残念ながらあまり良い状況ではなかった。昼間は暑く、夜はむしろ寒くなるこの季節。たちまち猛烈な湿気がやってきて、望遠鏡は始終。夜露をぬぐわなければいけないし、天の川こそ見えたが、空はすっかりかすみ模様。
しかし、その一方で、海岸についた時に気がついた
ちかちか光ってるよ
∧∧ 漁船の光だけじゃないね
( ‥)
‐( ‥)んー? 発光生物かな
なんか車から眺める
海が少し明るいから
おかしいと思ったのだが
どうもウミホタルの仕業らしい。波打ち際まで近づくと、ちかちか光る水際。そして波が打ち寄せると、這い寄せる波はなにかの生き物であるかのごとく、青白くぼんやりと輝き、そして砕けた。
∧∧
(‥ )写真には写らないね
□‐
(‥ )さすがにポケットサイズの
デジカメじゃ無理か
とはいえ、色々と楽しい夜であった。潮溜まりに取り残されたウミホタルたちがいるらしく、潮溜まりに近づくと、あちこちがちかちかちか、と輝くのである。どうやら、こちらの接近に驚いた動物(フナムシやカニかもしれない)が、動くと、その機械的刺激に応じてウミホタルたちが発光するのである。風に反応しているらしい時もあった
指を水にいれて動かすと、それに応じて周囲のウミホタルたちが輝く
*注:冒頭に追記した通り、実際には夜光虫だったらしい
∧∧
(‥ )わー、動きに沿って
‐ 青白い光が波になりますね
(‥ )すばらしいね
驚いた魚が猛烈な速度で泳いでいるらしい。少し深い潮溜まりを覗くと、時に、流星のように、あるいはロケット花火のように水中を青い白い光が駆け抜けた。
画像はさすがに無理だが、一部の水たまりでは妙にウミホタルが多くいたらしく、これは、撮影中に刺激を与え続けることで、光を撮影することが出来た。
闇夜で見ると、ここまでは青くないし、もっとちかちかと光る粒子の集合だけども、まあ、こんな感じである。しかし、このきれいな光景も、灯りで照らしてみれば、実際にはなんのへんてつもない水たまりでしかない。
ウミホタル自体はごく小さな動物で、通常の状態では眼につくような存在ではないのだ。集めてみると、半透明のピンクがかった魚の卵のような有様になる。
*実は翌朝になって覗いてみると潮溜まりの表面には赤いものが漂っていて、夜明けの中、触れるとびりびりっという感じで青い色が走った。今にして思えば、潮溜まりで増殖した夜光虫。つまり赤潮なんだろう。標本にできなかったのは考えてみれば当然である。
**それにこんな小さな潮溜まりに肉食動物であるウミホタルが無数にいるのもおかしな話なのだ。
標本にするのには
∧∧ 失敗したけども
(‥ )
‐( ‥)まあ、また今度の機会に
挑戦するさ
朝のラッシュを避けて、海岸でしばらく時間を過ごしてから帰宅。
*2014.06.01追記:以下へ続く=>hilihiliのhilihili: ウミホタル改め、30日の赤潮