自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2014年5月18日日曜日
700円だ
公害病を目の当たりにした世代は、”放射能と被爆の危険性は無視出来るほどわずかです” このような話を信用しない
∧∧
(‥ )という意見...
\‐ いや、意見というよりも
ただの現実でしょうか
これ、どう思います?
(‥ )700円だな
原発がぱーんした時に思った。
ああ、これは金になるな
∧∧
( ‥)激怒する人がいるでしょう
( ‥)俺が金儲けのネタにした
‐□ わけじゃないぜ
おらあ、そっちの
ライターじゃないのでね
だが、本、というのはそういうものなのだ。旬の事件を見つけるとただちに、ひと月以内に本が出る。もちろん、そういう速度で作られた本は造りが甘い。というか取材もまともにしていないし、ずさんだし、いい加減に作られたことがよく分かる。
だがこれには理由がある。そもそもその手の本は煽って売るものだ。煽りだから本の内容がいい加減でも良いし、いい加減だからこそ煽りになる。つまり、粗雑な造りとは合理的で必然的な結果だ。
∧∧
( ‥)でも、売れるのだと
だから売れるのだと
(‥ )つまり700円だ
前も言った通りだ。
放射線医学の本は借りられているのだろうな、そう思って図書館へいくと、それらの本は手つかずのまま残っており、実に助かった。原子炉の本も原子核の本も核物理の本も残っていた。
代わりに、借りられているのは700円ぐらいの怪し気な本ばかりだった。
原発事故は、周辺の人々、避難を迫られ生活基盤を放棄せざるをえない立場に追い込まれた人々、現場の作業員、風評被害、甚大な損害と苦しみを周辺に与えたのは事実。
だがその一方で、そこから一歩離れれば、金儲けのネタでしかなったこと。これもまったくの事実。
太陽光発電だってそうだ。あの時、知っている人がやろうとしたことは、価値のない土地を発電効率の悪い太陽光発電に供与し、援助なり補助金をもらおうということであって、
∧∧
( ‥)ほんど原野商法じゃね?
(‥ )周辺から離れれば、
あれは金儲けのネタでしか
なかったのだよ
激怒しようがなんだろうが
これはただの事実なんだ
そして専門書は残っており、怪し気な本は借りられ、そして売れたのであった。
これもまた事実だ。ただの事実。単なる現実。
∧∧
( ‥)だからその悩み700円だと
(‥ )激怒しようが
賢し気に反論しようがだ
所詮は700円なんだよ
これが現実なのだ
疑うのは当然だ。
しかし、調べたか?
いや、調べるうんぬん以前に、それ以上に問題なのはである
本当に信用できないのなら、なんで普通に暮らせるの? 本当に疑っているの?
∧∧
(‥ )確かに本当に疑った人は
\‐ ”疎開”しちゃったり
地方へ引っ越したり
”安全を銘打った高い食品”を
購入したり
引っ越しを繰り返して
子供を病気にさせたり
したのだよね
(‥ )そうではない
そうしない
しかし口では言うのだな
”信用できない”と
それは本当の疑問や疑いなんだろうか? いや、本当の疑いにしても動かないとは、それが安い疑いであることを示していないか?
つまり、その疑いの軽さ、700円ではないのか?
∧∧
( ‥)少なくとも
( ‥)公害病うんぬんが
‐□ あったから信用ならぬ
それもまた700円よ
原発がぱーんしたその時から、原発バブルは確かにあったのである。あれは金儲けのネタでしかなかった。そのような現実から解釈すれば、以上のような疑いもまた金儲けのネタでしかない。見る人が見れば、カモがそこにいる、それだけの話。
∧∧
(‥ )そしてそのお値段は
\‐ 700円であると
(‥ )まあ、そういうこったな
これは馬鹿にするとか云々以前の問題で、ただの現実だ。それ以上でもそれ以下でもない。そして商売とはそういうものである。消費者になるとは、そういうことなのだ。
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