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(‥ )代々木であげられた
\− 現代アートを自称する
人面人頭の気球が
怪奇漫画
「首吊り気球」の
ぱくりだと
もっぱらの評判
(‥ )アートって
ネタ切れだからな
西欧美術は注文に応じて工房で作られる写実作品だったが、写真の登場で写実の意味を失い、試行錯誤の果てに、奇妙なものを見せつけ、これがアートですが何か問題でも? とすました顔でインチキやパクリ、手抜きを売りつけるネタ産業に成り果てた。
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(‥ )それをやったのが
\− ピカソさんだけど
アートが政治を扱うのは
なんでなん?
またぞろ
表現の不自由展の開催で
一悶着起こってるけど
芸術家が政治をネタにする
のはなんでですかな?
(‥ )それもピカソが
元ネタだろ?
ゲルニカがそうだべ
ナチスドイツの空爆を批判したゲルニカ。
しかし、ピカソはゲルニカにいたわけではなく、彼の芸術にはなんの情報も含まれていない。
この点において、ゲルニカはWW1の恐怖をそのまんまに描いたオットー・ディックスの絵画や版画。あるいはナポレオンのスペイン侵攻を描いたゴヤの戦争の惨禍とはまったく違う。
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( ‥)戦争の資料になりうる
視覚記録が軽視されて
なんで空想の
ゲルニカが
もてはやされるん?
(‥ )さあ?
理由はわからんね
人間の望みは知ることではなく、観客席でぴーぴー騒ぐことなのかもしれない。だからディックスやゴヤの絵画ではなく、ピカソのインチキ記録、ゲルニカをもてはやすのかもしれない。
実際、処刑、暴行、強姦、鉄条網にからまって腐る死体と群がる蛆虫、発狂した人間、毒ガスで黒くふくれあがって並べられている死者の列。確かにこんな現実よりはゲルニカのおしゃれを観客は望むであろうから。
ともあれ、理由はどうあれ。
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(‥ )いずれにせよあれか
\− ピカソが政治ネタで
売ることを
芸術家に教えたわけか
(‥ )あのおっさん
よくよく
あくどい商売人だと
思うよ
商才はすばらしいと思う。しかし、現代美術をネタに全振りするような堕落へ導いたのはピカソだろう。