自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2015年2月2日月曜日
給料がなぜこの金額なのか、老人は理解していなかった
今の若者はなぜ消費をしないのか? 無欲なのか?? 馬鹿なのか??
∧∧
(‥ )お金がないだけでしょ
\‐
(‥ )収入と支出で人間は
行動します
今の若者はなぜ世界に羽ばたかないのか? 馬鹿なの? 向上心がないの??
∧∧
(‥ )日本より良い場所が
\‐ どこにも見当たらないから
それだけだよね
(‥ )あったらとっくに
移住してるよな
そしてこれも収入と支出の話である。
ここから分かることがある。若者批判をする老人、現在の若者の動向を理解出来ない老人たちは、実のところ収入と支出が理解できていないと。
∧∧
( ‥)....馬鹿?
(‥ )率直に言うと
そうなんだけどね
実はそうではないな
当たり前な話なんだが、馬鹿な老人も慎重な若者も、遺伝的には同じなのだ。というか、両親の世代の遺伝子を混ぜたものが子供の世代である。だとすると親が生まれつき馬鹿ということは平均的にはありえない。
∧∧
(‥ )ということは
\‐ 馬鹿は馬鹿なんじゃなくて
馬鹿になっちゃった
それだけだと
(‥ )収入と支出で物事を
具体的に計算することが
人生の中でなかった
だからそのまま
神経が固定されてしまって
収入と支出を
理解できない
しようとも思わない
というか
そもそも認識できない
そういうことだな
いや、俺は収入と支出を計算したぞ、家を建てた時にローンを組んだ、というのなら、つまりこうである。
給料からローンを組むことは、計算と言えるようなレベルではありませんでした。
∧∧
(‥ )少なくとも収入と支出
\‐ それらが具体的に何であるのか
それを計算する立場ではない
(‥ )端的に言うとな
どうしてこの金額の給料が
自分に
支払われているのか?
その原理を把握しないと
駄目なんだね
するとつまりそれが
分かっていなかった
そういうことだろうね
要するにである。老人たちは単に金をもらって、単にそれを使った、それだけの話で、この金額がなぜ生じるのか、なぜこの金額を自分がもらうことができるのか、そういうことを長い人生の間で、一回も理解しようとしなかったし、それを理解する立場にもならなかった。それだけのことだろう。
収入と支出で人間が判断することを理解できないとは、そういうことであろう。
∧∧
( ‥)つまり?
若者がなぜ消費をしないのか
それが理解できない老人は
これまでの人生で
考え無しに給料をもらって
考え無しに給料を使っていた
それだけであって
会社がなにをして金を儲けて
どうやって
自分に給料を払っているのか
そんなこと考えもしなかったと
(‥ )そういうことだべ
人間はそういうものなのだ。みんな自分の給料がどうしてもらえるのか分かっていなかったのだ。多分、金が空から降ってくると思っていたのだろう。少なくともそんな程度の理解だったのである。だから収入と支出で人間が行動することを、給料の低い若者は必然的に消費を押さえることを、こんな単純なことを老人は理解できないのだ。
嘘だと思うのならスーパーへいって見ると良い。何を買って良いかも分からず、ただただ奥さんの後をついていって買い物かごをレジから運ぶ以外、何も出来ない定年老人をいくらでも見ることができよう。
やったことがないし、こんな簡単なことすら理解できないのだ。だがここにあるのは収入と支出である。
そして、若者は給料が低いので消費しない、この問題は以上の夕食よりも複雑な問題である。そもそも夕食とは若者の消費の一部である。夕食より若者の1日の方が複雑であることは必定。なれば夕食の用意すら計算できぬ定年老人が若者を理解することなど絶対的に不可能。あり得ない。
人間の生きている世界はごく小さくて、そこから一歩出るともう何も分からない。
デスクの上では無敵でも、会社の他の部署のことさえ理解できていないし、自分が毎日食べるものが何から出来ているのかすらも分かっていない。
老人は、今の若者はネットで世界を知った気になると嘆くが、以上を踏まえれば実態は老人も同じであること明白だ。彼らはデスクの上だけで世界を知って、人生と仕事の奥義を究めたと勘違いしておる。
∧∧
(‥ )でも晩ご飯を作れない
\‐
(‥ )なっ?
笑える冗談だろ?
困ったことにほぼ全員がそうなったということは、自分もそうなるということである。遺伝的に等価の存在である彼らがそうなったとは、そういうことだ。
∧∧
( ‥)どうします?
(‥ )思いつかん
走れ、としか言えないが、だがしかし、走ったところで一体どこへたどり着くのだろうか?
ブログ アーカイブ
-
▼
2015
(783)
-
▼
2月
(63)
- それは単に数と割合の話だよね
- 新機軸
- ひさしぶりの星空だがもう朝だ
- そうだ最初は蜂蜜だったのだズブロッカ
- 僕の考えた最強の会社員
- 炎症にズブロッカ
- 金と時間は異なる単位で単体では意味をなさない
- 時は金なり
- ラクタンティウスが痛いセカイ系であるという可能性
- プリンキピアはほぼ、文章だけだよね
- 助け合いの精神は差別と表裏一体
- 笑いの原点はどこにある?
- 方程式とは文章である
- セカイ系とは人類の王道ぞ、にわかが否定しちゃいけないなあ
- 腕はどこまで伸びる?
- 自分をビリヤードの球であるとする
- ロジカルシンキングはあまりにも見苦しい
- 考えてみれば商談に言語は必要ないよね
- ああ、これは明らかに商機ではないね
- コーヒーに大宇宙を見る猿はさすがに希有壮大だ
- 論理的なら論理的に運用されると思ったら大間違いだ
- 自分が自分である以上、宗教を否定することはかなわず
- 宗教を信じることはホモ・サピエンスの種族的な特徴
- 有神論者と無神論者は等価
- 理屈も感覚も判断の決め手にはなりえない
- 理由を言っておるがな
- じつは羽毛があるかないかの問題じゃないよな
- エルドラドがあるべき場所には虚空が広がるのみ
- 自分と違う思いつきはすべて非論理的に見える
- ぐろーばる化の夢
- 不潔な馬鹿の世界征服
- 砲弾型おっぱいキモオタ仮説がただの偏見であるのは...
- 金がなくなれば知識は消え、おっさんだけが残るだろう
- 筋力の衰えに従い動作が制御しきれなくなる仮説
- 地球上のおっさんはすべて同一だと仮定し推論する
- 新しい呼称を使うにはエネルギーがいる それが壁になる
- 人間を妄想で語る人
- 空気を読めないとはプログラムが未実装です
- 気持ち悪いでは優生学と同様
- カストル、それは六つの太陽
- 皆と同じことをしなさい
- アウェイの中で自己責任とな? それが自由の忌まわしさ
- 自由は隷属なり そして泣く自由が最後の権利
- 知性はまるで無意味で馬鹿げており、必然性は無い
- お母さんみたいなことを言われると立場がなくなるのです
- 見捨てられる権利を奪われるのは困る
- 理想論は条件に理想を要求するので挫折する
- 冒険したら死んじゃうよ?
- 自己責任論が無い世界では困ります
- 空を飛べたのは理念のおかげではありません
- 40年、50年生きているとやばい局面はあるでしょ
- すべての村八分が不正であるという前提
- 需要があるとは供給が足りないことを....
- 根拠の無い思いつきを理路整然と述べる
- 空気が変ることがある
- 論理的な言語で罵詈雑言
- 人工衛星だとすると反射面がでかい?
- 2日のラブジョイ彗星とアルマク
- 19:15より少し前の光
- 給料がなぜこの金額なのか、老人は理解していなかった
- 知的生物は存在しない あるいはまれにいてもそれは馬鹿
- 論理キャラが感情的な人間と友情をはぐくむ
- マルクス主義は最後にして最高の論理と知性であった
-
▼
2月
(63)