自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2014年1月5日日曜日
正反対の仮面の下に同じ中二病がいる可能性
アメリカ人の理解とは、自分たちは光と自由の戦士である、といういささか中二病的なもの(仮説)。
∧∧
(‥ )まあ、どこの世界
\‐ どんな時代でも
国を支えるイデオロギー
なんて中二病的な
ものでしょうしね
(‥ )神州不滅。どこでも誰でも
そうなのだ
そしてみんなに
受け入れられた中二病、
それこそがイデオロギーだ
そういうことでもあるな。
そして重要なのは、人間は理論なり仮説なり思い込みなり、なにかを介さないと物事を理解できない。だから必ず何らかの偏見や思い込みを持っている。
だから思い込み自体を無くせ、というのは非現実的。
問題は思い込みそのものではなく、その性能だ。
∧∧
( ‥)そして少なくとも、
アメリカ人が持つ
理解の枠組みは
イラクとWW2当時の日本を
識別できないものであったと
(‥ )識別できないから
フセイン政権を倒せば
それで問題解決だ
きっと日本のように
民主的で自由な国になる
そう信じ込めたのだろうな
考えてみれば、彼らの立場からすれば当然の結果だったのかもしれない。本来、アメリカ合衆国は他の列強から隔離された島国で、基本、引きこもり的な立ち位置だ。その点では日本とか英国と同じ。
∧∧
( ‥)ところがある日、戦争に
引きずり出された
(‥ )引きこもりが外の世界へ
初めて出るわけだろ?
そりゃあなんかこう、
キラキラ光る理由が
欲しいよな。
さながらキラキライデオロギー。
∧∧
( ‥)でっ? そのまま戦後70年間
戦い続けるはめになったと
(‥ )おもろいことにさ、
なんか当時のまんまの
世界観で今まで来ている
みたいなんだよね。
体力があったから困難を次々に粉砕できたので、70年も理解の枠組みを変える必要がなかったのだろうか?
あるいは、ファシストの後は共産主義と戦う。こうやって宗教戦争ばっかりしてきたことが問題だったのだろうか?
あるいは、WW2の勝利の後、占領した日本が同盟国になったのを見て、おかしな思い込みがさらに強化されてしまったせいだろうか?
たしかにこれはイラク戦争開戦前からすでに言われたことなんである。アメリカは日本の占領統治とその”成功”をなんか勘違いしていると。
∧∧
( ‥)...中二病をこじらせた?
(‥ )流れ的にはそうだよな
意地悪な言い方をすれば
∧∧
(‥ )意地悪な言い方をすれば
\‐ アメリカさんは戦争しか
出来ない国なんだ
統治できない国なんだ
ともいえますかね?
(‥ )そう考えると興味深いのは
湾岸戦争だよな
ベトナム戦争の失敗を
踏まえて、
ブッシュ(父)は
大量に一気に動員する
原則的に敵国には
踏み込まない
これによって
局地的だけども
大勝利を納めたわけだ
見事だよね。
つまり、統治を避けて、クウェートから敵軍をたたき出す、この目的を達成することだけにしぼった。だから勝利できた戦いなんだとも言えるし、そうでないと勝利を納められないからそうした、とも言える。
∧∧
( ‥)でもそこで、
なにを勘違いしたか
今度はJrの時代に
イラクに攻め込んで
統治しようと試み大失敗
すべての貯金がパーに
お父さんの業績が
木っ端みじん
( ‥)中二病、直らねえなあ
‐□
これを踏まえるとオバマ大統領もひどく怪しい感じになってくる。戦争をしたくない。戦争を終わらせる努力をしてまいりました。それは良いけども、じゃあ、なんできな臭くなってきた北東アジアにある同盟国指導者と疎遠になるわけ?
∧∧
( ‥)もしオバマさんが中二病患者で
安倍さんのところを
国家主義者という暗黒卿だと
思っているのなら….
まあ、あれですね、
べへへへへっと笑う
オークの親玉に会うような
ものだからいやがるのは
当然ですかね。
(‥ )自画自賛するわけではないが
オバマっちは中二病患者
である仮説
これはなかなか説明能力が
高いと見た。
しかし、こう考えるとちょっとがっかりしてしまうことがある。
∧∧
(‥ )オバマさん、独裁者を
\‐ 殺したら次々に起こる事を
我々がすべて処理しなければ
ならなかった、
だから今一人の独裁者を
殺す事はしません
そう言ったのですけどね
(‥ )好意的に見ると、
アメリカはそもそも他国を
統治できる国ではない
間接統治で充分だから
現実的に独裁者とも
話し合いましょう、
そういう画期的な主張に
聞こえたんだけどなあ
=>hilihiliのhilihili: 草葉の陰に大統領
だが、これが中二病患者の台詞であるとすれば、とたんに信用がおけなくなる。単にめんどくさいことはやりたくない、というだけの話かもしれない。それは確かに、いかにもリベラル臭がする発言でもあるのだ。
∧∧
( ‥)すごく失礼な言い方を
すればですよ
馬鹿と酷評された
ブッシュjrさん
リベラルと評価される
オバマさん
この二人は、実は同じ
ではないのか? という疑義
(‥ )お馬鹿な保守と
新進気鋭のリベラル
挫折から立ち直った息子
這い上がった弁護士
一見まるで別の二人、
しかしだな、
その仮面の下に同じ
中二病が潜んでいたら
一体どうなるだろうな?
これはhilihiliのhilihili: アメリカ人が中二病的な理解で行動している可能性の続き
ブログ アーカイブ
-
▼
2014
(726)
-
▼
1月
(56)
- いつから眼をそらしていた?
- 錬成が可能
- その信念はこの計画こそが正しい計画だ
- 即物的な世界の振る舞いの前にはヒトラーとて無力
- 人間にしか出来ないことがある
- 直接民主制とはまるで前向きな婚活のような
- 2014年1月29日の月と金星
- 透明な部屋が喧噪に包まれる
- 携帯電話がない世界とタプリジオットコンタクト
- 明けの明星、来れり
- 次の中二病的な宗教はなんだ?
- 火星が白く輝く世界
- すでに半分絶望している
- 本音を言っている振り
- 何かが、足りない!
- 火星の農夫
- 果てしない時間による変貌
- 次の系譜はどの物語?
- 真っ先に言えば良い
- 取りあえず対案を出せ
- ビッグブラザー(女の子)
- 金属質な夜の空気と月の空
- ぽじてぃぶしんきんぐ
- 煽るとは安全パイである
- 分かりやすい教科書と言う矛盾
- 集合意識という前提は仮説の説明能力を削ぐ
- ハンマーで、そーれぶっ叩け♪
- 反知性主義者め! という金切り声は無惨なり
- ゾンビは実在しないかもしれない
- 16日の青空と猛禽類
- 利便さゆえに簡略化された次元は牢獄になりうる
- 西と北は晴れていた
- 海上も地上の道路とそこは同じらしい
- 民主制も愛国心もついたり消えたりする
- 自由な意見は別に妥当性を意味しているわけではない
- 選択肢の迷宮の中で大勢が死んだという可能性
- 解探索にはリレースイッチで充分でしょう
- 長所は実在ではなく、周囲との比較で決定される
- お前はセックスの対象ではない
- αλογοσ
- 民族主義と愛国は馬鹿! とは呪文ではなかろうか?
- キッファ・アウストラリス
- まるで冬の終わり頃のような
- 理解の中には確実に致命的な問題が隠れている
- 誰もがトンデモだが、リベラルは魔法を信じている
- 正反対の仮面の下に同じ中二病がいる可能性
- 冬の大三角
- アメリカ人が中二病的な理解で行動している可能性
- 胸に励起するか、年収に励起するか
- 失望と驚きのオリオン大星雲 チープだが意外ときれいです
- ナショナリズムって、今時、これが燃えるの?
- 論証責任を放棄すると俺様紙幣を押しつけられても文句が言えぬ
- 思うに統計学と人工知能をごちゃまぜにしているのではなかろうか?
- 大晦日のしし座
- おっさんだからこそ、足で稼ぐべき
- てんびん座の土星
-
▼
1月
(56)