比較的近所の駅前をひさかたぶりに通ったら、「中古ジュエリー 買い取り 販売」と書いたテナントができていた。
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(‥ )今時、、、宝石ですか??
(‥ )宝石市場はガタガタだって話だもんな。
聞いた限りでは市場規模が最盛期の数分の1程度になってしまった、、、とか。
∧∧
( ‥)買い取りはともかく、売るのはどこでしょう?
(‥ )中国とかロシアの富裕層とか、、かね?
どうなんだろう?
さて
*の続き
∧∧
(‥ )「道具の使用が希少なのは、それがそれほど有用では
□- ないからだ、という説」
(‥ )「建築する動物たち」マイク・ハンセル 青土社
のpp223だね。
そして
「人間の進化史において、脳が生存に役立っていることがはっきりわかるようになる時代と、脳が大きくなった時期との間には、非常に長い時間的ずれがある」
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( ‥)こちらは「恋人選びの心」性淘汰と人間性の進化 I
-□ 岩波書店、ジェフリー・F・ミラーさんのpp24ですね
(‥ )彼はこの後、脳の増加は性淘汰で説明できるのでは
ないか、という論証を展開。
もちろん、人間の脳の増加を説明する理論は他にもあるわけだけど(以上の書籍でも対立仮説として上げられている)。
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( ‥)でも、あなたとしては性淘汰説の方に
心魅かれるものがあると。
(‥ )だってさあ、自分たちを見てれば分かるじゃんよ。
異性にもてたい、という大前提を抜いてしまうと人間が作り出しているものは、そのほとんどが意味をなさなくなってしまう。
( ‥)そもそも出版界自体がそうなんだよなあ。
ヘアスタイル、ファッション、車、バイク、
料理のお店、デートスポット、レジャー施設の紹介
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( ‥)主人公がうはうはハーレムの漫画とか小説
-□ 水着のお姉ちゃんが剣を持っているパルプ雑誌
星占いとかおまじないの本もかなりの部分
そうなんでしょうね。
人間は「もてたい!!」という欲望に応じてありとあらゆるものを作り出してきたので、本どころか、というか今では本はそれを紹介するために作成される部分が大きいから当たり前だけども、性的な欲望に応じて経済をまわしてきたとも言える。
(‥ )宝石だってそうだもんな。
∧∧
( ‥)単にブランドものに押されて衰亡したとか、
そういうことらしいですね。
別に人間の「もてたい」という欲望が減少したわけでもなんでもない。
( ‥)逆にいうとさ、科学ってそういう点では
まったくの異端なんだよね。
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( ‥)「もてたい」に応ずるものではないですからね。
科学はもっと根源的な欲求、「死にたくない」、つまり諸外国に征服されるという恐怖にアクセルさせられて作られた。ものではあるのだけども、
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( ‥)もともとは「どうなってんだろこれ?」
ですからね。
(‥ )本来は「生存」にも「もてたい」にも直接つながるものでは
ない。これでは人気が出ないのは無理もない。
科学市場が小さい。そしてほとんどの人から無視される、というのは当たり前と言えば当たり前。
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( ‥)その上、「考える人」のすべてが科学できる
わけではないですからね。
( ‥)考える=考えて妥当な解答を発見できる、
ではないからなあ。
考えてもオレ様理論にしかならない連中がごろごろいるのを見るにつけ、「鵜呑みにせずに考えるのだが教科書を読む手間ひまをかけない人」の方がやはり多いらしい。要するに探す手間ひまをかけずに手抜きで「オレ様は真理を理解した」と悦にいっているだけだろ? 最悪の意味で「文化人」だよね、あんたたちは、という解釈。
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( ‥)科学や妥当性の市場って必然的に小さいんですね。
(‥ )併呑されるという恐怖が持続した西欧世界でしか
科学が誕生しなかったってのがいわずもがなだよな。