明け方、図書館へ本を返しに行った帰り道、なんとなくマクドナルドに寄ろうかと思った。スーパーの開店まで時間をつぶそうと思ったので。しかし店内、長蛇の列でにぎわっており、並ぶのは面倒であった。というわけでスーパーまで直行。
∧∧ ちょっと珍しい?
( ‥)
−( ‥)あーうん
でもこの時間なら
まあ時々あるかな?
でも今日は平日だよね?
お盆だから、帰省客が多いのかもしれない。移動の自粛が言われている昨今だが、ワクチンを接種したのだ。安心して動き回るのが自然であろう。
そういえば、以前は席のいくつかを使用禁止して利用できる席の間隔をひとつひとつ開けていたのだが、最近、そうではなくなったよな。全部の席が使われている。
アクリルの仕切りは
∧∧ 健在だけどね
( ‥)
−( ‥)いつからそうなったかな?
あと、これまたいつからか、入り口の脇に手をかざすとアルコールを吹き付けてくれる器具が設置されたのだが、はて? こちらはいつ頃であったか? 多分、今年の2月ぐらいだと思うけど。
さて
本来は節足動物の神経系に特異的に作用する駆虫剤イベルメクチン。放線菌から採取された物質が元であるが、生物の生産物は複数の、全然違う役割を果たすことがある。イベルメクチンはRNAウイスルの細胞核内部への移動を妨げる作用も持っており、これゆえにイベルメクチンはコロナウイルスにも効き目があるのでは? と期待する向きがあった。
∧∧
(‥ )今年の1月に発表された
\− Use of Ivermectine is
Associated with
Lower Mortality
すなわち
「イベルメクチン使用は
死亡率低下に効果あり」
はその最初のものだけど
これ治験者の数が
少なすぎるみたいね
(‥ )200人の患者を
イベルメクチン173名
非イベルメクチン107名で
対照実験したもので
一桁、二桁、数が少ない
みたいよね
数が十分でないと、たまたま多く治っちゃいましたー が起きて偏りが生じるだろう。サイコロのような正直な道具でも、偏りは平気で生じるのであるから数が少ない実験は疑われて当然であった。
そして、その結果自体も非投与の死亡率25%、投与の死亡率15%。これをまんま鵜呑みで信じて適用しても、死亡率を4割下げる程度。特効薬とはとても言えないし、死亡率を20分の1以下に下げているワクチンにはかなわなかったし、そしてそもそも被験者の数が少なすぎて意味のない数字であるのかもしれなかった。
以後、レポートは賛否続いたが、結局、イベルメクチンの効果は一般的に認められていないのである。
∧∧
(‥ )イベルメクチンに効果あり!
\− 政府はこれを全国民に配布すべし
これに僕は医師免許を賭けます
と医者がテレビで発言したのが
一昨日で
(‥ )より大量の治験者を用いた
イベルメクチンに効果なしの
論文が出たのが昨日...
間が悪いなー
医師免許どうするん?
一方、本日、東京都医師会は疥癬予防などの目的でイベルメクチンが配布されている国と、そうでない国とでは人口当たりの感染者と死亡率が低いことを示して、効果がないとは言えないと公表したのであった。驚きである。
∧∧
(‥ )...こんなデータで
\− 言っていいのなら
日本の
コロナ感染者と死者が
少ないのは
寿司を食べているからだ
そう言ってもいいよね
(‥ )東京都医師会
正気じゃねえよな
まあ多分、トップやその周辺に怪しげな人が混じってるんだろう。医者がこんなことを本気で言い始めたら終わりであるし、終っちゃってる人間はいつだって少数なので。
ところでだ。仮にイベルメクチンが本当にコロナに対して効果を持っていた場合。
∧∧
( ‥)それってさ
普通のカゼにも
効果あるはずだから
とっくにカゼ薬に
なっているはずでは?
(‥ )なってないってことは
効果ないってことよ
*新型コロナはサーズやマーズに続いて登場した変異型というだけで、本質はカゼを引き起こすコロナウイルスであるのだから、もしイベルメクチンにそんな効果があれば、とっくにカゼ薬になってたはずだよね。でもそうではない。ということは効果ないだろ。という意味。