2の平方根が通約不可能/数同士の比率で示すことが不可能/私たちが通常使用する数字の範疇から外れる存在、すなわち無理数であることを証明した、ユークリッド幾何原論の記述。
∧∧
(‥ )んー...
\− 原論の第10巻に
あるはずなんだけどね
見当たらないよ?
(‥ )調べてみたら
10巻の付録らしいの
だけどね
付録ってなんぞ?
ネットで検索する以前に、実は手持ちの資料「数学の歴史 I ギリシャの数学」共立出版 1979 に書いてあった。
この証明、原論が伝えられる過程で、途中の人たちが勝手に抜いてしまったものだそうだ。しかも、理由も理由。他の命題、証明とあまりに毛色が違うというかなり素っ頓狂な理由で抜いてしまったらしい。
そのくせルート2が無理数であることを示す最古の証明なので、現代人からすれば超重要な証明問題。これゆえ、数学史を追っていくと必ず登場する超有名なものであり、そのくせ出典が分からない(付録って何? 原論に書いてないよ)というちぐはぐさ。
( ‥)というかさ
−/ 俺、これ読んだわ
すっかり丸っと
忘れてた
∧∧
( ‥)あららー