自己紹介

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2016年12月25日日曜日

無様なり光の戦士

 
 日本死ね! というように、自分が所属しているはずの社会を攻撃する。こうすると自分はお前達よりも偉い、という立場を表明できる。
 
 自分以外の多くの有象無象よりも、自分は真実にたどり着けた選ばれし光の戦士である、というような世界観だ。
 
 人は他人より優位に立ちたい生き物。そうである以上、自分が育った社会を攻撃することで光の戦士を気取る者は後を絶たない。
 
 ∧∧
(‥ )ただしこの戦略を取ると
\−  多数派には決してなれない
    このため光の戦士は
    永久に少数野党で
    いなければならないし
    必然的に民主制では
    政策を実現できない
 
  (‥ )まあ実現する必要は
      ないのだな
      少数野党という
      永久就職さえできれば
      それでいいのだからな
 
 それでも政策を実行したいと考えるのなら、多数決という民主制の原則を破壊しないといけない。
 
 ∧∧
( ‥)そういうわけで
    真面目な光の戦士は
    必ず暴力とテロリズムに
    走るのである
 
  ( ‥)光の戦士は寡頭制か
    −/ 独裁制を絶対的に
       要求するのだ
 
 とはいえ、現在の世界は民主制である。こういうわけで光の戦士は、民主制は多数決ではない、とか、多数決の意見が必ずしも正しいわけではない、とか主張しだす。
 
 ∧∧
(‥ )本音と建前の乖離を
\−  整合させようと
    無理矢理色々な理論武装を
    立てるから
    おかしなことになる
 
  (‥ )昔から他人より中途半端に
      賢い奴とか
      論理的に考えれば真理に
      到達できるとか
      中二病から抜けられない
      奴らとかは
      こういうの好きなのよねえ
 
 中途半端に賢いとどうしても少数派になるので、必ず寡頭制か独裁制を志向する。
 
 中途半端に賢いと論理的に考えれば真理に到達できるといううわべにだまされたままだ。
 
 賢い人間は、論理=真理、という致命的な誤謬、論理では正当化できない致命的な飛躍には気がつかない。
 
 ∧∧
(‥ )というか本を良く読んでない
\−  とも言えますかね?
 
  (‥ )論理は否定しか
      証明できないとか
      否定の証明すらも
      経験論だから
      経験論が論理で
      正当化できない以上
      否定の証明も論理的には
      不十分であるとか
      そういうことは何かしら
      本を読めば
      突き当たるはずだからな

 つまり、そこに至っていない時点で、論理的な人間は物事のなにかずっと手前で立ち止まってしまったことは明らかだ。
 
 ∧∧
( ‥)調査をすぐに止めてしまって
   そのまま大人になって
   しまったのだと
 
  ( ‥)好奇心がないのだとも
    −/ 言えるし
       そもそも調べるのが
       めんどくさいから
       論理は真理なりで
       満足したふりをして
       それ以上の調査を
       放棄したとも言える
 
 端的に言えば、論理的であれば良いとは、手抜きの言い訳であると言える。

 ∧∧
(‥ )あるいは光の戦士に
\−  なれれば
    それで満足だった
    ということですか
 
  (‥ )賢い奴らってのは
      権力欲まみれで
      底が浅ましい上に
      手抜きをするし
      さぼるし
      言い訳ばっかだし
      そのためにこそ
      光の戦士になったのだ

 
 ああ、光の戦士とは、なんと無様なことであるか。 
 
 
 
   

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