自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2016年11月22日火曜日
文章が論理構造を持つ以上、論理を超越したものは記述しきれない
∧∧
( ‥)なに?
( ‥)自分の書いた文章が
−/ 理解できん
知ってる内容なのに
意味分からんという
感想が出てきてしまう
だがおかしなもんで、同じ内容なのに、それが漫画だと内容が分かる
∧∧
( ‥)漫画ねえ
( ‥)漫画家じゃない俺が
−/ 描いた漫画って
漫画とは言いがたいが
他に言い様がなくてな
本の形式としては少し変わっている。擬人化キャラが出てきて、文章の説明が出てきて、その内容をほとんどそっくりそのまま繰り返す漫画が続く。
それが漫画と言えるのかどうかはともかく、
とにもかくにも、おかしなもので、自分で書いた文章が自分で読んでも面食らう内容なのに、キャラが出てきて目前で漫画として説明を演じられると、なんか分かる。
∧∧
(‥ )文章だと分からないものが
\− 演じられると分かるのだと?
(‥ )なんだか知らんがそうだ
どちらも知っている内容なのに、文章だと違和感があって、漫画だと違和感がない。
∧∧
( ‥)あんたの文章がへた
なんじゃね?
(‥ )漫画も台詞という形で
文章が出てくるだろ?
文章がへただけでは
説明しきれん
∧∧
( ‥)じゃあどう説明する?
( ‥)非合理な内容は書けないが
−/ 非合理な内容は描ける
そういうことかもしれん
もっと言うとこうだ
非合理な内容は書くと分からなくなるが、描くと分かる。
∧∧
( ‥)さらに言うと?
(‥ )文章は
人が持つ論理構造に
強く支配されすぎて
いるのではないのか?
文章は人体と脳が作り出す論理構造そのものだと言える。
残念ながら論理は普遍的な仕組みではない。つまるところ論理とは人間の脳神経が勝手に作ったファンタジーでしかない。それが通用する場面もあれば、通用しない場面もある。
つまり、文章というものは論理構造の影響が強すぎて、人体からかけ離れたものを説明するには向いていないのではないか? という疑惑。
∧∧
(‥ )あなたが次に出すこの本は
\− 遺伝子の擬人化図鑑だよね?
(‥ )初めて作った同人誌
みたいになってるけどな
ともあれ
遺伝子の挙動ってのは
人間の理を越えているから
根本的に理解が難しい
というか、理解するには苦痛が従うとでも言うべきだろうか? 遺伝子の振る舞いは奇怪で、人間だったら絶対にしないような回りくどい仕組みの大行進である。
思えば、人間は文章を読む時、この次はこうなるのだろうな、そうやって予め予測をつけて読んでいる。つまるところ、これはこういう仕組みなのだなという論理、あるいは偏見に沿って文章を読んでいる。
だから人間の論理を越えた遺伝子という存在とその振る舞いを見た時、脳はとまどい、予測は外れ、文章への理解は壊れてしまう。
∧∧
( ‥)人間は脳に設定された
論理構造で世界を理解しようと
しているから
自分が生得的に持つ
論理を超越した存在には
手が出せない
(‥ )特に文章はその影響が
非常に強く出る
そういうことでは
ないかな?
∧∧
(‥ )じゃあどうするんだ?
\−
(‥ )ふーんさて
どうしようかね?
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