自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2016年6月8日水曜日
本当は途切れ途切れに
寝転んでぼんやりと見上げて眺める鉄塔と送電線。一番上のものは他のと違うものなのか太さがやや細いように思われた。それは次の鉄塔へ向かう中、かすむように見えたし、そしてまるでとぎれとぎれのようであった。
∧∧
(‥ )太さが特に変わるわけじゃ
ないだろうにね
なんでだろうね?
(‥ )わずかな条件の違いが
見える見えないを
左右するぐらい
細いってことじゃねえか?
つまり連続体であっても、とぎれとぎれに見えうる。それが視力と解像度の限界にある連続体の実際の見え方。
そのことを考えた時、ふと思った。
かつて存在すると言われた火星の運河、この場合の運河とは今でも実際にある細長い模様のことではなく、ローウェルが言ったようなもの、つまり人間の視力や望遠鏡の解像度を越える細さを持ち、なおかつ直線の構造体のことを指すわけだが
これが火星に仮にあった場合、それは
∧∧
( ‥)それはとぎれとぎれに
見えるんじゃねえの?
(‥ )あの送電線の
様子からすると
本当はそうだよなあ?
考えてみれば、連続した線を描いた時点で、あるいは連続した線が見えてしまった時点で、誰かこのことを疑問に思うべきだったかもしれない。
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