自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2016年6月23日木曜日
ユリの花粉は良くできていて,しつこい
ユリの花は大きくて見栄えが良いからイベント,祭事でよくつかわれる.ただし,雄しべは抜かれていることが多い.
∧∧
(‥ )ユリの雄しべは花粉が
\‐ 多いからね
(‥ )花弁に花粉がぼとぼと
落ちてまだらになって
しまうからなあ
それにユリの花粉が服につくと落ちにくいそうだ.
だからユリの雄しべは取り除かれる.しかし祭事で花を長くもたせたい時,花束はしばしばつぼみのまま搬入される.
それゆえ,祭事の最中にユリ満開.当然,花粉,むき出し.
∧∧
( ‥)というわけで
‐ 雄しべをとってください
( ‥)へいへい
とっ,これが取りにくい.ティシュごしにはどうにも取りづらいので指で雄しべをつまんだら花粉がつくわ,つくわ.いや,つくとかじゃなくて
( ‥)なんだよこれ?
‐ 粉こなしているのに
べったべたじゃないか
∧∧
( ‥)ユリは大型のチョウチョとかを
花粉媒介者にするから
じゃね?
ユリのような花は花粉をチョウにくっつけないといけない.昆虫の体は基本的に水をはじく撥水性だ.そのせいなんだろうけど,これがしつこいぐらい指につく.まるで絵具を乾かして砕いて粉にしたかのようだ.
粉でありながら,なおかつまとわりつくこの絶妙さ.よくできている.
∧∧
( ‥)当然,水にも溶けないか
( ‥)花粉自体は落ちるけど
‐ 手がべたべたの黄色に
染まって落ちないぞ??
石鹸でもお湯でも落ちやしない.指についてさえもこれなのだ,服についたら確かにこれはまずいだろう.
水と石鹸では,手に残ったユリの花粉の黄色は落ちない.だがワセリンでは落ちる.
∧∧
(‥ )べたべたの正体は
‐ 油ということですか...
(‥ )ふーむ?
ちょっと面白いな
まあ,取りあえず,分かったことは現状,これだけである.
∧∧
( ‥)だけどもユリの花粉が
服についた時
ワセリンでは駄目だろ?
(‥ )やるならベンジンかな?
今度,試してみるか
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