自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2016年6月24日金曜日
さあ民主主義の炎で地球化を焼き尽くすのだ
EUにとどまるか否か? を問うイギリスでの選挙.
∧∧
(‥ )どうも離脱決定みたい
\- ですね
(‥ )へー? 驚いたな
∧∧
( ‥)なにか
残留派が勝利するような
根拠でもありましたか?
(‥ )大抵こういうのって
つまらない当たり前な
結論に落ち着くじゃない
それを考えると結論は
残留だろ?
だがなんということ,それが崩れた! つまり世界に特異点が出現したのだ.
だったら,もっと混乱しろ! 面白くなれ,アメリカのトランプを後押しするんだ.戦え,戦え,殺しあえー!
∧∧
(‥ )テクノライズの吉井さんじゃ
\‐ あるまいし...
(‥ )英国のEU離脱と
その混乱を避けるために
円買い円高が急激に
進んでいて
日本政府もあれー??
と頭を抱えている状態
みたいだなあ
つまり他人事ではないし,対岸の火事でもない.
知識人たちはこれをきっかけに天啓と霊感を授かり,アメリカとトランプ議員の動向もからめて,グローバリズムの失敗!! 資本主義崩壊の前触れ,とも語るのだろう.
もちろん,それは的外れに違いない.
∧∧
(‥ )まあグローバリズムってのは
\‐ ひとつの国に地球の格差が
出現するってことだからね
時給100円と時給100万の
人間が同時にいるのが
グローバリズム
すなわち経済の地球化
なのである
(‥ )これ自体は成立するんだ
実際,地球はこれだけの
経済格差を抱えていて
なおかつ破たんしていない
多くの人にとって忌々しいことに経営者もこの状況を望んでいる.
彼らは経済を回すことなど考えない.安く使って金をかき集めることだけを考えている.
つまるところ,経団連の思考とは経済を破壊するものだとも極論できよう.
∧∧
(‥ )経済の地球化を
\‐ 嫌がっているのは
経団連ではない
むしろ先進諸国の市民たち
なのである
(‥ )市民と言いつつも
我々は植民地の上の立つ
貴族たちだからな
経済の地球化で本当の
労働者に落とされる
ことになったら
そりゃあ俺たちは嫌よね
ましてや民主制である.拒否反応に基づき,民主的に地球化は拒否されるであろう.
∧∧
( ‥)つまり民主制こそ
経済の地球化をはばむ
存在なのである
(‥ )実際にだな
経団連とかは単に金を
かき集めるだけで
なんというかな
彼らの世界観は
封建制なんじゃないのか?
封建制や独裁制であれば,地球の格差が一国内に出現しても成立しよう.
確かに,
どこの国でも経済指導者たちは低賃金の移民をのどから手が出るように求めるが,彼らは民主的に選ばれた存在ではない.どっちかというと封建諸国の領主に近い.少なくとも大統領でも首相でもないのは確かだ.
なれば,民主主義が経済の地球化と対立するのは当然.
それを考えれば,トランプ議員は民主主義の申し子となる.
∧∧
(‥ )民主主義が経済の
\‐ 地球化をはばむのなら
未来はどうなりますかね?
(‥ )民主主義は軍事的な基礎を
失いつつあるけども
地球から消えるには
まだ時間がしばらく
かかるよなあ
経済的に苦しい状況で,民主主義のような”空気を読むことを強制する体制”を維持するとしたら,もう答えは明白ではないだろうか?
∧∧
( ‥)やはりファシズムですかね?
(‥ )民主主義って本来
ファシズム的なものだからな
民主主義の未来は必然
ファシズムになるだろうな
民主主義とは元来,自分たちの血の紐帯を誇り,狭い村社会で空気を読んで逃げることなく,逃げることもできず戦列に立って敵と戦い,勝利すれば相手を殺し,奴隷化するものであった.
民主主義の根本は村社会とファシズム,そして強制収容所にほかならぬ.
なれば民主的な決定は絶えず知識人たちと,あるいは経団連と対立するであろう.
知識人は多文化の共生を主張するがゆえ,経団連は封建制を主張するがゆえに,民主主義と相容れぬ.
∧∧
(‥ )英国では移民や
\‐ 外国人労働者への排斥が
高まりつつあるとか...
(‥ )おおー
すばらしき民主主義!
ビバ!デモクラシー
民主主義万歳
さあ,諸君.民主主義によって経済の地球化を断固,拒否しよう.
そしてこの地球から独裁制と封建線を追放し,無限の戦争と闘争渦巻く地獄の業火で世界を焼き尽くすのだ.
ブログ アーカイブ
-
▼
2016
(661)
-
▼
6月
(42)
- 肉分割図
- おっさんの脳はデリケートなので
- 実は皆、死にたいだけなんだというロマン的解釈
- 2大帝国ドーバーにて激突す
- これが正しいEU離脱占いである
- 学力が低いとノンフィクションしか読めない説
- 戦えブリテン!
- 意味のすり替え疑惑
- さあ民主主義の炎で地球化を焼き尽くすのだ
- 賢さは迷信と等価
- 果てしなき名詞
- ユリの花粉は良くできていて,しつこい
- 世界,いまだに謎なり
- すべての番組はプロレスである
- 移し替えられた未来
- 価値ある生とは言葉の矛盾である
- 報復にこないと思われたと
- 不審の藪の中
- なればもっとでかい話を
- 辞任の日々
- 王は王者であるべきだ
- 欲しいものを全部足したら魑魅魍魎
- 稲作文化の誤作動
- 火星の緑
- すべての真面目な意見は単なるゴミかすである
- 賢しい意見に論ずる価値無し
- どうせおっさんの名言だろ?
- ヤマボウシと運河
- 正しい人間は天動説を振り回す 滅すべし
- 馬鹿で物事を説明する理論は駄目だ
- 慈悲は無い
- 本当は途切れ途切れに
- 呪われし直接民主制
- 認識と解像度の限界を超えて火星運河を潜水する
- 絶望した火星人は見ることを止めた
- ローウェル的な運河は模様そのものではない仮説
- 前向きな格言、名言はすべて欺瞞である
- アメリカが負け戦であるように
- それはありがちな人生航路
- 言いがかり兄さん
- 神経の牢獄
- 火星の最接近は気流悪し
-
▼
6月
(42)