自己紹介

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2016年6月10日金曜日

賢しい意見に論ずる価値無し

 
 林の中で日差しを浴びる、苔むしたサルノコシカケか何か。















梅雨の晴れ間に雲がたち













ネムノキから覗く南は青空











 
 さて
 
 古代ローマ帝国は最大の軍事力を持つものが最高権力者になる仕組みだったので、将軍こそが帝王。
 
 しかしそうである以上、皇帝が絶えず前線に立って戦わないといけないこととなった。
 
 蛮族の襲来に対応して転戦を繰り返す皇帝たちを当時の知識人はしばしば悪く書き、ありし日のローマに戻れ、みたいなことを述べたりもしている。
 
 ∧∧
(‥ )これようするに
\−  安全な場所から
   自分たちの安全のために戦う
   皇帝の悪口を書き
   昔は良かった昔に戻れば
   何もかもうまくいくはずだ
   と述べていったってこと
   だよね
 
  (‥ )でも実際には彼らには
      想像もできない国家に
      帝国は変わって
      生き延びるのだよな

 これって要するに、知識人たちが罵倒してこき下ろした無名短命のものたちまで含めて、軍人あがりの皇帝たちの累積こそが解答を導いたということであり、
 
 ∧∧
( ‥)そして知識人たちの
    ご大層なご高説は
    てんで的外れであった
    ことを示している
 
  (‥ )これを踏まえれば
      我らが取るべき道は
      たったひとつよ
 
 知識人や賢い人の意見は一切聞く必要がない。彼らの意見はどうせ見当はずれの間違いで、それはただの生気論だ。
 
 賢しい人々の見解、論ずる価値無し。
 
 
 





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