自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2015年7月2日木曜日
機械ジャングル生態系
∧∧
(‥ )なんで日本人はこんなに
\− 働いているのに
遊んでいるギリシャ人と
同じぐらいの生産性なの?
という話がですね…
(‥ )インフラが多いので
維持費が高いのだろ?
電気、ガス、水道、道路、電車、発電所、工場。それらが桁外れになれば支出も桁外れになる。規模だけじゃない、精緻さでもそれが高度化すれば維持費が上がる。
インフラを維持するためだけに人は過酷な労働を強いられることになるのだ。
∧∧
( ‥)つまりここから出れば
”楽”になるわけだ
(‥ )でも誰も出ては
行かないだろ?
答えは明らかさ
そういえば昔、こんな話があった。
彼は怒っていった
マスコミが言うのだよ
ギリシャでは地下に流れる微弱な電流で地震予知をしている。日本ではなぜしないのか?
これに対して彼は曰く。失礼なことを言うとね、ギリシャみたいな後進国ならそれは可能だよ。だけどね、日本みたいに工業化が進んだ国だとそんな微弱な電流は、機械類が出す電気のノイズであっさりかき消されるんだよ。こういうことなんど説明してもマスコミ共は、なぜギリシャを見習わないのか?? とか言いやがる。
∧∧
(‥ )...そういえばそういう話が
\− あったよね
これは
日本がどれほど工業化して
いるのか
そういう話でもあるよね
(‥ )俺たちはインフラという
巨大な機械ジャングルを
維持構築するために
働くのだ
意外とこれは
見過ごされがちだがな
ある意味では、日本のような社会はマトリックスにかなり近い。機械たちが作り出す機械生態系。それを維持するパーツとして我々人間は生きて働いているのだ。人間らしい暮らしだと? 機械の部品が何を言うか。そして、ここから出ても、マトリックスの外が暗い死の世界であるように、良いことなんかどこにも無いのである。地下に閉じこもった野良人間共を見ても、うらやましいと思えない。我々はすでに機械だ。
すなわち
喜べ、諸君! 我々は確かに未来に生きており、より過酷なディストピアへと世界は変貌するであろう。すべては予定通りである。豊かさとは、こういうことだ。それは果てしない義務と支出への隷属である。
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