自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2015年7月22日水曜日
お母さん、運ぶ
徹夜明けで腹がすいてコンビニへいくと、おっさんがおばちゃんとおにぎりコーナーの前に陣取っている。
きれいな入れ墨ですね
∧∧
( ‥)
‐( ‥)おっさん
半袖から少し
見えちゃってるな
こっちはおにぎりが欲しいのだ。
間に割り込むと。
なんや? なんや?
とガンを飛ばしながら言うので
おにぎりがね欲しいのですよ
そういうと
なんや
と答えた
最初のなんやは
なんだお前で? で
次のなんやは
∧∧ なんだそうか だね
(‥ )
‐( ‥)言葉は文脈で意味が
変わるだ
...と、仰々しく
言うまでもなく
単に主語が
省略されている
だけだがな
去り際、こちらへ向けておっさんが曰く、いい腕をしとる
あなたいい腕
∧∧ してましたっけ?
( ‥)
‐( ‥)いやあ少し
‐ ‐ 日に焼けちゃいるけど
特に良い腕ではないなあ
あれは、遠回しの謝罪であったのかもしれぬ
相手をほめることで
∧∧ チャラにしようとしている?
(‥ )
‐( ‥)そう受け取った
おう すまんなあ
そう言えない人や個性や
立場や日時もあろうな
さて、それはともかくとして、今日はカリバチが捕まえたクモを運んでいくところに出くわした。そこそこそ自然が残っている場所なら時折目にする光景である。
うんせうんせと運び
時々、獲物から離れて周囲を探る様子を見せたり、身繕いをする。
人に見られているので、警戒しているのかもしれない。でも詳細も理由もよく分からない。
クモは時折、ぴくぴくと痙攣しているように動く。死んではいないが身動きできないのだということが分かる。
そうしてハチは再び獲物にかみつくと、よっこいしょと、ずるずる運んでいく。
ずるずるずるずる
∧∧
(‥ )こうしてクモさんは
\‐ 身動き出来ず
死ぬ事も出来ず
生きたまま新鮮な食料として
ハチさんの幼虫の
餌となるのです
(‥ )冷蔵庫が無い状況でも
肉を保存できるように
編み出された戦略だけど
進化と自然って
おっかないよねえ
まったく容赦というものが
存在しない
そして子供の餌にするということは、クモを運んでいるハチはすべからくお母さんバチだということでもある。
∧∧
( ‥)母は強しですか?
(‥ )容赦がないのは
事実であるな
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