コブシの花のスケッチをアップUntitled Document
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( ‥)そろそろ仕事をしてください
( ‥)はいはい
コブシの花粉も顕微鏡で見てみた。メチレンブルーで簡単に染色するとなんというかコーヒー豆みたいな姿が見えてくる。
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(‥ )溝は片面にしかないんでしょうか?
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(‥ )なかなか分かりかねるねえ。
幾つかの花粉には溝が見当たらない、というかなんか花粉越しに向こう側に溝っぽいものが見える? という状況だったので、たぶん思うに、片面にしか溝がないんじゃないだろうか、と推論。もう少しうまく観察できないものか。
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( ‥)でもまあ、これがプリミティブな花粉の姿
\- というわけですよね?
(‥ )そう考えていいと思うけどもね。
とはいえ、なかなか形質の解釈ってのは難しい。マグノリッドクレードや単子葉植物、スイレンなどの花には3放射とでもいうのか、そういう構造が共通して見られるらしいのだけども(詳細はよく分からない)、これらは収斂だという話。
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( ‥)形質の判断ってのは
総合的に見ないとだめですよねえ
(‥ )いやまったく。
単子葉植物の花の構造を今すぐ言えと言われても、そうねえ、チューリップは3つの萼と3つの花弁、6本の雄しべを持っていて、雌しべが3放射に見えるってぐらいですわいなあ。
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( ‥)ツユクサもそうですよね
(‥ )そうだね。単子葉植物では
それが基本的な形態なのかねえ?
まあそういうことも含めてもろもろ検討しないといかん。そういえば、ツユクサの花粉に溝って見た覚えがないよなあ。