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2010年3月18日木曜日

その論拠はどこから湧いて出た?

 
 森は木の芽がほころびはじめたので、もやーーっとしてる。もやーがもややーーーーっとしてきた。林の中でタチツボスミレも咲き始めたし、いよいよ春の花のシーズン到来。ドイツの森はどんな感じだろう?

 さて

 出版界も市場縮小、赤字だけども、しかしテレビはもっとつまらない。はて? すると出版界の人間よりもテレビ界の人間の方が仕事をしていないってことだろか?

 ∧∧
( ‥)手抜きがばれやすいとか?

    (‥ )さあ? 

 背景真っ白で面白いコンテンツを作れと言われて、できないよと言うのがテレビで、はいはいとやっちゃえるのが漫画?

 さてさて

 漢方薬ってやつには妙な話がついてまわる。例えばの話

 漢方には副作用がない

 ∧∧
( ‥)そんなわけないでしょ?

    (‥ )まあないよな。

 水だって一時に大量に摂取すればえらいこっちゃになるわけだし、塩だってそう。だから最低限、

 「副作用がないなんて断言できるわけがない」

 ということは言える、そして事実として副作用はあるだろう。

 ∧∧
(‥ )化合物や化学物質が天然由来だからといって
\-   有益かつ無害であるっておかしいですよねえ

    (‥ )そりゃあね、おかしいだろうね。

 確かに、完全に合成された塩化ナトリウムと海水から煮出して作った塩はずいぶん違うけども、それは

 ∧∧
( ‥)不純物があるかないか(極微量)の違いでしょ?

    (‥ )煮出したのなら塩化マグネシウムとか
        もっと微量の元素とか
        色々入っているわいなあ。

 しかしそれは天然(おかしな言葉だ)と合成はそういう意味合いにおいて違うってだけの話。生物に必須のものが混入しているとか、そういう理由で不純物が入っているからいいこともあるけども、逆にいえば、、、

 ∧∧
( ‥)不純物が入っているからやばいってものも
    ありますよねえ。

    (‥ )純粋で健康、天然だって言われて販売されているけども
        いやあ、それ、ダイオキシンとか水銀入ってるっしょ
        ってものも普通にあるからなあ。

 とまあ、そんなこんなで漢方は副作用がないってのはずいぶんおかしな話だ、と思っていたら、最近、聞いた話ではなんでも漢方の先生からしても”副作用がない”というのはおかしな話なんだとか。

 ∧∧
( ‥)漢方の背景理論って陰陽五行説とかそんな
    もんですよね? 水は火に勝ち、土は水に勝ち
    以下云々ってやつですよね。

    (‥ )あれってようするに、人体のバランスをとれば
        調和が保たれるって理論だよね。

 彼が言うには、中国の漢方の先生が曰く、ずっと摂取してたらバランスが崩れるじゃないですか、という話。確かにたぶんだけども、漢方の理論からしてもそうなるよなあ。

 陰陽五行説をこちらが採用する必要はないのだけども、その理論から見ても副作用がないという主張はおかしいでしょ、というのは、そりゃあそうでしょと言える。何千年も漢方してきたのだから、やばい処方や悲惨な結果を招くような説明は淘汰されて、理論自体はちんちくりんでも即座に有害で無い程度には穏便で当たり障りのない説明になっているだろう(だからたぶん、効能が即座でないのかもしれない)。

 ∧∧
( ‥)じゃあ、漢方に副作用がないって
    どっからきたんですかね?

    (‥ )さあ?

 原子論からしても、科学からしてもおかしいし、肝心の背景理論である東洋医学の視点からしてもおかしいとしたら、漢方に副作用がないとはどこから来た論拠なりや?

 

 

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