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2010年3月23日火曜日

コブシを上げろ

 
 近所の空き地にショカツサイが生えていたので、ちょいと掘り抜いて持ち帰ってスケッチ

 ∧∧
(‥ )紫色のきれいな花ですね
\-   これでもアブラナ科ですか

    (‥ )まあ、花の構造はアブラナというか
        ナズナとおおむね一緒だなあ。

 ↑アブラナの花、そのものをじっくり見たわけではないのでこういう言い方になる。

 ショカツサイは中国原産らしい。春先に大きめで、なおかつきれいな紫色の花を咲かせるからよく目立つ。生まれ故郷にはなかったと思うけども、関東では春の風物詩のひとつってところ。

 しかしそれにしても妙なことに、ショカツサイは花によって雌しべの長さが違うような、、、、。開花の順序とその様子からすると咲いてから時間がたつにつれ、最初は雄しべしか見えなかったものが、だんだん雌しべが長くなって出てくるように思える。

 はて? 受粉すると子房が膨らむから? それとも雄しべが先で、次に雌しべが主体っていう性転換とかそういうの??

 ∧∧
( ‥)見ただけじゃあ良く分かりませんね

    (‥ )そうねえ。

 そんなこんなで公園にいった時に季節が終わって花芽をのばしはじめたハボタンを見る。ショカツサイもナズナもタネツケバナもハボタンも、どれも同じアブラナ科だというのに、いやはやハボタンのとんでもない葉っぱの大きさとその姿。ああいうのを見ると人間というものがどれだけすごい選択圧を栽培植物にかけてきたのかよく分かるってもの。

 さて

 hilihiliのコンテンツで被子植物の系統をこつこつ作っているので、比較的原始的な被子植物、モクレンの仲間であるコブシの白い花が咲いていたので公園でスケッチ。持っていった色鉛筆が微妙にはずれた色ばかりだったので苦労したけども、ともあれ、描いて、そして帰る。

 ∧∧
( ‥)モクレン群のコンテンツはとりあえず作ったけども
   コブシのイラストはまだアップしませんか。

     ( ‥)まあ、もうしばし待ちなさい。

 モクレン群の共有派生形質はよく分からない。しかしコブシの白い花は奇妙に原始的できれいで印象的。

 

 

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